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  • 2014年06月04日

  • まったく分離不安ときたら…


  • コラム出典:Doggoned Separation Anxiety
    http://vetmed.illinois.edu/petcolumns/petcols_article_page.php?PETCOLID=38&URL=0


    ジョアン・ヨーレル医師は、分離不安を持つ犬がどんな様子なのかを知っています。「私の息子のラブとマンディはかつて分離不安であり、いつもと違う環境に置かれるといつでもその症状がエスカレートしていました。中でもマンディは私たちが家を出ようとすると興奮してよだれをたらし、いつまでもずっと吠え続けていたものでした」と、イリノイ大学アーバナ校獣医学学科前教授であり獣医だった彼女は当時を振り返ります。

    分離不安は、飼い主と離れた後の恐怖心の高揚、と定義することができます。例えば飼い主が仕事に出かけると、不安になった犬たちは吠えたり遠吠えしたりするほか、腸やぼうこうに「予期せぬ事態」が起こったり、物を壊したりすることがあります。特にラブラドールのように飼い主と緊密な関係を築く犬は分離不安になりやすいようです。

    あなたが子犬を手に入れる前であっても分離不安の予防を始めることはできます。まず第一に、8週齢までお母さん犬から引き離さないことです。「早い時期に引き離すと、分離不安が生じる可能性が高くなります」とはヨーレル医師。「マンディは6週齢のときに母親から離れたので、おそらくこのことが分離不安になった原因のひとつなのでしょう」。

    分離不安をなくすための訓練は、最初に子犬を家に迎え入れたときから始めることができます。「家を出るときは、外出するということを大げさにしないでください。犬にたくさん話しかけて外出を長引かせたり、不安を起こさせるようなことはしないでください。ただひと言「いい子ね」とだけ声をかけて、いつもどおりに出かけてください」とヨーレル医師は提案しています。

    もし既にその厄介な分離不安の行動を伴っている場合は、改めて訓練することは難しいかもしれませんが、努力してみる価値はあります。分離不安を抱えた多くの老犬は、今まで生きてきたある期間を保護施設で過ごしていたり、迷い犬だったりします。これらの犬の半数は訓練によって改善することができると思いますが、あなたが外出することに対して鈍くさせるためにいつもの生活を変える必要が出てくるかもしれません。

    犬はすぐにあなたの習慣を覚えます。「我が家の犬は、私が朝、出かける前の最後の行動が香水をつけることと歯磨きだということを理解しています。これらふたつの行動は“一緒に連れてって”という態度を高めることになります」とヨーレル医師。「さらに、夜散歩に行く前に最後にすることがコンピュータの電源を切ること、というのも知っているのです。少なくともこのときは、確実に一緒に外出できることを理解しています」。あなたの犬はあなたの日常の生活を短い間に把握し、さらなる破壊行動の前兆である “一緒に行っていい?行っていい?行っていい?”動作に出るのかもしれません。

    このような犬に対してあなたが行なう最初の取り組みは、状況を判断し、外出の手掛かりを無くすことです。子犬と一緒の訓練では、外出くらいでいちいち大騒ぎしないでください。最初は短時間だけ外出し、そして段々と外出の時間を長くすることで、あなたの外出に対して鈍化させます。

    もうひとつの提案として、気を紛らせるための何かを置いておく方法です。ビデオ研究によると、分離不安行動は飼い主の外出後10-30分以内に起こり、その後には犬は落ち着きを取り戻しています。中でもコングというおもちゃは、犬にいい気晴らしをさせます。コングはくぼみを持つ円錐形で、中心部分には穀物やチーズを入れることができます。このエサにありつくまで時間がかかるため、分離不安から気を紛らわすことができます。

    ケージトレーニングもまたいい方法です。新しいルームメートと一緒に住むためにアパートに最初に移り住んだときに、飼い犬であるマキシーをケージに入れていました。マキシーが破壊行動をみせていたのは若いときだっただけにもかかわらず、それでも当時はマキシーがルームメートの部屋に入り込んでまだ新しい聴診器や羽根布団を食べてしまう、という悪夢を見たものでした。マキシーを部屋で放し飼いにしても私やルームメートが不安を感じなくなるまでは、私たちが外出している間はケージがマキシーの家でした。

    エサはケージに入った状態で与え、何か悪いことをした時もケージの中で叱ることは絶対にしなかったため、ケージはマキシーにとっていいことだけ…つまり寝ることと食べること、が結びつく場所になりました。そしてついに、私たちが外出している間に部屋の中を自由に歩ける日がやって来たのです。果たして私たちが外出している間、一体どうなるのかということを考えると少し不安であり、獣医学校から戻って来て悲惨な状態になっていないことをひたすら願っていました。私たちが部屋に到着したとき、心配だったのはマキシーがドアまで迎えにこなかったことでした。一体どこにいたと思いますか?…扉を開けたまま、ケージの中で寝ていたのです。

    「犬はねぐらを持つ動物なので、ケージは自分だけの場所と言うことができます。小さい頃からケージに入れ、また有益な経験ができる場所としてケージを利用し、さらに犬がその中で気持ちよく立ち、歩き回り、寝ることができれば、ケージはすばらしい訓練道具になり得るのです」とヨーレル医師は説明します。「さらにケージの中にいれば何も壊すことができないし、あなたの外出中にケガをする心配もないなど、飼い主にとって精神的な安らぎも与えてくれます」。

    さらにほかの訓練などについて知りたい場合は、獣医師や専門トレーナーに聞いてみてください。しかし分離不安が起こる原因は環境です。ほとんどの訓練ではあなた自身の行動を変える必要があるかもしれませんが、これはトレーナーがどうにかできる問題ではありません。また別の方法として獣医師による薬の処方があります。しかしまずは訓練をしてみてください。

    それでは、愛する犬たちと楽しい時間を過ごしてください。幸運を祈ります。