ペットのくすりやさん
Home
Menu
商品カテゴリー
カート
商品検索

Home

新着情報

カート

商品一覧

商品カテゴリー

コラム一覧

お問合せ

サイトマップ

現在のカートの中

商品数:0点

合計:0円

商品カテゴリー

★お買い得商品★(0)

サプリメント(4)

その他(薬以外)(0)

脳・神経系の病気(3)

目の病気(6)

耳の病気(3)

鼻の病気(2)

口・歯の病気(5)

呼吸器の病気(5)

心臓の病気(17)

足・爪の病気(2)

皮膚の病気(23)

消化器・内臓の病気(6)

泌尿器・生殖器の病気(12)

痛み・関節・骨の病気(12)

感染症(19)

血液系の病気(3)

がん・腫瘍(8)

アレルギー(9)

その他の病気(10)

甲状腺の病気(8)

副腎の病気(4)

商品検索 キーワード

  • 2013年07月09日

  • イヌの無駄吠えをやめさせる方法②


  • イヌの無駄吠えをやめさせるのに適している方法は?

    いちばん大切なことは基本に戻って調教し、呼んだらすぐに飼い主のそばに来るようにすることです。イヌが自分から吠えながらそばに来るのではなく、飼い主であるあなたが呼んだ時にその呼びかけにほぼ必ず従うように教えましょう。調教はイヌの気が散らないような場所で行ない、好きなおやつをご褒美として使いましょう。飼い主の指示に従った場合には、いつもの好きなおやつをご褒美として与え、また叱りつけるような行為は決してしないようにしてください。もしあなたのイヌが隣人を吠えながら追いかけ回し、あなたのそばに来ないようであれば、そばに来るように呼ぶのではなく、あなた自身がそばに行くようにしてください。飼い主であるあなたが呼んだ時、その指示に従った場合には好きなおやつや優しい言葉をかける、なでるといったご褒美を与えることを習慣とするとよいでしょう。

    無駄吠えをやめさせる次のステップは、イヌが吠えている時にそばに来るように調教することです。指示に従ってそばに来た場合にはよくほめて、ご褒美をあげてください。また、不安を鎮め、吠える要因であるアドレナリンを減少させるために、なでてあげることもよいでしょう。無駄吠えをやめさせたい時には、イヌを呼び、そばに来たらほめてご褒美をあげ、優しくなでてあげるようにしてください。

    しきりに吠える場所からイヌを引き離すようにします。もし外にいる時に吠え続けるのであれば、室内に移動させるようにします。特に調教中にイヌを吠えやすい環境から引き離すことは大切です。もしドアベルに反応して吠えるようであれば、ドアベルを取り外しましょう。イヌが外にいる時に吠え続けないよう調教することを第一に考え、吠えている時に呼んでもそばに来ないようであれば、すぐに室内に連れて行きましょう。

    適切な運動は、イヌの問題行動を解決するのに非常に役立つ手段のひとつです。運動することは集中力を与え、感情を制御することに役立ちます。飼い主の呼びつけに従うようにするトレーニングを散歩中に取り入れましょう。また1日2回、少なくとも30分はイヌが運動できるような状況を優先的に作ってください。一定の距離を走らせ、戻って来させる運動は、上昇した心拍が落ち着きや鎮静をもたらすホルモンの産生を促進するため、吠えることを少なくする効果につながるでしょう。

    吠えた時にイヌのいやがる臭いを出すスプレー式の無駄吠え防止首輪は、イヌが調教を嫌がり、飼い主がいない短時間外にいて吠えるような時に効果があるかもしれません。この無駄吠え防止首輪は、吠え声に反応して無毒のシトロネラソウの匂いを噴出するもので、ほとんどの場合すぐに吠えることをやめます。私の動物病院の隣のアニマル・シェルターで保護されているよく吠えるイヌに対しては効果を発揮しており、イヌたちが気難しい隣人に向かって吠えることをやめさせます。使用によって攻撃的になることもないようです(ただしその気難しい隣人に対しては別ですが)。

    テリントン・タッチと呼ばれる療法が、無駄吠えをやめさせるのに効果的かもしれません。いちばん効果的な部位は耳です。イヌの耳を親指と人差し指ではさみ、そっと耳の付け根から耳の先までをなでます。この所作を耳の別の部分で繰り返して行なってください。そのあと耳の付け根に小さい丸を書くように指を動かします。この二つの所作を、イヌが落ち着いている時に試してみてください。もしイヌが気に入るようであれば、吠えている時に試してみてください。

    また、不安を軽減するとされるたくさんの栄養補助剤が市販されています。中でも人気があるのがメラトニン、カヴァカヴァ、セイヨウオトギリソウ、カノコソウ、カモミールを成分とするカーム・ペット(Calm Pet)です。ラベルの指示に従って使用してください。また、バッチ・レスキュー・レメディも、神経質なイヌを鎮める効果があるとされている非常に安全な薬剤です。家を離れる前に、歯茎に4適垂らすだけです。

    イヌの無駄吠えのコントロールは不可能ではありません。特に飼い主であるあなたが、なぜ吠えているのかを理解していればコントロールできる可能性は高いでしょう。無駄吠えの原因はさまざまですが、まず吠えることがイヌのコミュニケーションの方法であるということを受け入れることが大切です。イヌは必要な時に吠えます。声帯切除は時代遅れの非倫理的な療法であり、動物に取り返しのつかない損害を与えてしまいます。このことから決して声帯切除を無駄吠え対策として考慮すべきではありません。基本的な調教に戻って、イヌがあなたの呼びつけに従うよう教えることから始めましょう。屋外の飼い主の目の届かない場所に入る時には、シトロネラソウの匂いを噴出する、スプレー式の無駄吠え防止首輪の使用を考慮し、調教と共に無駄吠えをやめさせるのに最適な方法を試みるようにしましょう。

    獣医学博士 ドクター アンドリュー・ジョーンズ