×
ポイント!
ペニシリン系抗生物質やセファロスポリン系抗生物質に過敏症の動物には使用しないでね。
販売終了 イヌやネコによくみられる細菌感染症の治療薬。2種類の抗生物質が互いを補ってより優れた効果を発揮します。特に皮膚感染症や尿路感染症、軟部感染症の治療に適しています。同じ有効成分を含む
トキソモックス250 (10錠)の取り扱いを始めました。
クラベット250 (10錠) 【販売終了】
Clavet-250 (10 Tablets)
販売価格(税込): 1580 円
オリジナル商品名 : クラバモックス
製薬会社名 シプラ
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
適応症状 :
皮膚感染症(表在性、深在性膿皮症) 軟部組織感染症(例:肛門嚢炎) 呼吸器感染症(上気道、下気道を含む) 腸炎 口内の感染症(歯肉炎)
商品紹介 :
クラベット250は、イヌやネコの細菌性感染症の治療に用いられる抗生物質で、細菌が生体内で異常増殖することによって引き起こされる皮膚炎、腸炎、尿路感染症、呼吸器感染症などに有効です。
細菌感染症とは、病原性細菌が生体内に侵入したり、元来常在菌として存在していた細菌が異常増殖し、生体にとって毒素となる物質を産生して感染部組織を損傷することで引き起こすさまざまな病気のことです。通常、生体にはこのような病原性の微生物を排除する免疫というシステムが備わっていますが、細菌性感染症は細菌の増殖の速度があまりにも速く、この生体の防御システムがそのスピードに追い付けなくなることによって発症します。
この細菌性感染症の治療に用いられるのが、細菌の増殖を抑え込む作用を持つ抗生物質と呼ばれる薬剤です。イヌやネコとは異なる細菌独自の構造を攻撃することによる殺菌作用や静菌作用によって、その増殖能力に障害を与えます。死滅細菌や増殖ができず活動能力が低下した細菌は、宿主の免疫システムによって排除されることとなり、結果として症状を改善する効果がもたらされます。
クラベット250は、アモキシシリンとクラブラン酸カリウムという2種の成分が配合された抗生物質です。アモキシシリンはより幅広い細菌類に対して効力が認められている広域ペニシリン系抗生物質です。従来のペニシリン系抗生物質と同様に細菌細胞壁の合成を阻害することによる強い殺菌作用を持つほか、胃酸に対する抵抗性があるため経口による投与が可能であり、また体内での吸収に優れています。
一方のクラブラン酸カリウムは、β(ベータ)ラクタマーゼ阻害薬です。アモキシシリンの属するペニシリン系抗生物質に耐性を獲得した細菌類は、βラクタム環を加水分解してしまうβラクタマーゼという酵素を産生することによって、抗生物質の作用を無効としてしまいますが、クラブラン酸カリウムにはこのβラクタマーゼの作用を阻害する働きがあります。
この作用により、アモキシシリンの効力がβラクタマーゼ産生菌にまでおよぶことから、1種類の抗生物質では効果のなかった細菌に対しても優れた効果を発揮します。
使用方法 :
※下記はクラベット-250の投与量のガイドラインです。正確な使用量、使用期間は獣医師の指示に従ってください。
体重10-13kg: クラベット-250・0.5錠
体重14-18kg: クラベット-250・1錠
体重19-25kg: クラベット-250・1-1.5錠
体重26-35kg: クラベット-250・1.5錠-2錠
体重36-50kg: クラベット-250・2錠-2.5錠半
体重50kg以上: クラベット-250・3錠
・通常は、体重1kgにつき12.5-13.5mgを1日2回投与することが推奨されています。
・上記の投与量は、皮膚感染症や尿路感染症、消化管の感染症を含んだ一般の感染症において有効性が認められている量となります。通常5-7日間の投薬で効果が現れるとされています。
・呼吸器感染症などにみられる難治性の感染症においては、通常の倍の使用量である25-27.5mg/体重1kgを1日2回投与することによって治療効果がみられるとされています。
・組織の損傷が認められる場合においては、損傷した組織が回復に必要とする数週間にわたる治療が必要となることがあります。
・本剤を砕いて、小量のエサに混ぜて与えることも可能です。