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ポイント!
治療の遅れによって回復が長引くこともあるよ。疑わしい症状が見られたら早めの受診を心がけてね。
イヌの膿皮症治療薬。経皮吸収に優れた抗菌成分が原因菌の増殖を抑え、皮膚症状や痒みを効果的に緩和します。
スタフバン軟膏2% (15g)【販売終了】
Staphban (Mupirocin) - 2% (15g)
販売価格(税込): 1980 円
オリジナル商品名 : ムリシン軟膏、バクトロバン軟膏
製薬会社名 サバ・ベット
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
適応症状 :
膿皮症
商品紹介 :
スタフバン軟膏は、イヌにもっともよく見られる皮膚疾患のひとつである膿皮症の治療薬です。膿皮症は皮膚のバリア機能や免疫力の低下、基礎疾患などの要因によって表皮に常在している細菌が異常繁殖し、発赤や発疹、膿胞、かさぶた、脱毛といった病変部が形成され、強い痒みを生じるようになる皮膚疾患です。
一般的には皮膚の浅い部分の感染症である表在性膿皮症であることがほとんどですが、皮膚バリアの低下や病変部のかきむしりなどによって感染が皮膚の深部にまで及んだ場合には、強い痒み、出血、象皮様の皮膚の肥厚、そして発熱や食欲減退などの症状が起こり、回復に時間がかかることもあります。
膿皮症は細菌感染症であるため、その治療には細菌の異常繁殖を抑制する抗生物質が用いられます。しかし膿皮症に効果のあるとされる抗生物質は限られている上、近年ではこれらに耐性を獲得した耐性菌が増えて治療が困難となり、長引く傾向にあります。そのため治療には、広範囲ではなく限られた細菌に対して作用を発揮する抗生物質が望ましいとされています。
スタフバン軟膏の有効成分であるムピロシンは、細菌のたんぱく質合成を阻害することによる抗菌作用を持つ成分です。その機序は合成に必要不可欠な酵素の生成抑制であり、たんぱく質の合成阻害作用を持つほかの抗生物質とはまったく異なることから、耐性を獲得した菌に対しても抗菌効果をもたらします。
さらに経皮吸収が良好で、表在性膿皮症をはじめ深在性膿皮症に対しても効果が期待できるほか、無毒性であるため全身吸収率は無視できるとされています。また既存の抗生物質との間に交叉耐性が認められていないなど効果や安全性に優れているため、アメリカのFDA(食品医薬品局)によってイヌの膿皮症治療薬として承認され、広く使用されています。
使用方法 :
※下記はスタフバン軟膏使用のガイドラインです。実際の使用量や投与は獣医師の指示に基づいて行なってください。
【使用方法】
1.治療前に患部を清潔にします。
2.スタフバン軟膏を1日2回患部に塗布します。
3.患部を覆うのに充分な量を塗布します。
※使用期間が30日を超えないようにしてください。
- この薬の説明書(日本語訳)はこちら
- 獣医師免許取得者、動物病院、試験室、農場などでの使用専用
ムシロピン軟膏2%
スタフバン軟膏
犬猫用
成分含有量:
ムシロピンUSP 2.0% w/w
水性の媒体 適量
化学式:
(E)-(2S,3R,4R,5S)-5-[(2S,3S,4S,5S)-2,3-Epoxy-5hydroxy-4-methylhexyl]tetrahydro-3,4-dihydroxy-b-methyl-2H-pyran-2-crotonic acid, ester with 9-hydroxynonannic acid
分類:抗生物質
臨床的薬理学:
ムシロピンはシュードモナス・フルオレッセンスの発酵により産生される化学物質です。細菌のイソロイシルRNA転写合成酵素に可逆的、また特異的に結合することによって細菌細胞のたんぱく質合成を阻害します。この作用機序のため、ムシロピンにはクロラムフェニコール、エリスロマイシン、ゲンタシン、リンコマイシン、ネオマイシン、ノボビオシン、ペニシリン、ストレプトマイシン、テトラサイクリンなどとの交叉耐性は認められていません。ムシロピンはグラム陽性菌とグラム陰性菌の増殖を抑制する抗微生物成分です。
生体外試験におけるムシロピンの作用機序に感受性を持つ菌は、黄色ブドウ球菌(メチシリン耐性菌、βラクタマーゼ産生菌を含む)スタフィロコッカス・インターメディウス、スタフィロコッカス・エピデルミディス、コアグラーゼ陽性、陰性ブドウ球菌、α-溶血性レンサ球菌、β群A溶血性レンサ球菌(化膿性レンサ球菌)、その他のβ群溶血性レンサ球菌(アガラクチア菌を含む)、D群レンサ球菌(エンテロコッカス・フェカリス、エンテロコッカス・フェシウムを含む)、緑色連鎖状球菌群、ストレプトコッカス・ニューモニエ、コリネバクテリウム・ホフマニ、バキッルス・スプティールス、大腸菌、クレブシエラ・ニューモニエ、プロテウス・ミラビリス、プロテウス・ブルガリス、エンテロバクター・クロアカ、エンテロバクター・アエロゲネス、シトロバクター・フロインディー、インフルエンザ菌(βラクタマーゼ産生菌を含む)、淋菌(βラクタマーゼ産生菌を含む)、髄膜炎菌、モラクセラ・カタラーリス、パスツレラ・ムルコシダ、および嫌気菌のペプトストレプトコッカス・アネロビウス、クロストリジウム・ディフィシレ、クロストリジウム・スポロゲネスがあります。
適応症:
ムシロピン軟膏USP2%は黄色ブドウ球菌やスタフィロコッカス・インターメディウスなどの表在性膿皮症を含む イヌの細菌性皮膚感染症の局所治療薬です。
使用量および使用方法:
治療前に患部を清潔にします。
ムシロピン軟膏USP2%を1日2回患部へ塗布します。
患部を覆うのに充分な量を塗布します。
使用期間が30日を超えないようにしてください。
使用禁忌:
含有成分に過敏症反応のある動物には使用しないでください。
警告および使用上の注意:
ムシロピン軟膏USP2%は目軟膏ではありません。
妊娠中、授乳中の動物への使用:
妊娠中、授乳中の動物に対する使用の安全性は確立していません。
副作用:
特定の副作用の報告はありません。痒みなどの皮膚症状があらわれた場合は治療を中断し、ほかの適切な治療方法に切り替えてください。
過剰投与:
ムシロピン軟膏USP2%が過剰投与されることはほとんどありませんが、過剰投与が疑われた場合は獣医師の治療を受けてください。
商品仕様:15g入りアルミニウムチューブ
保管:
涼しく乾燥した場所で保管してください。ただし冷凍保管はしないでください。
最終改訂:
2013年1月
動物用医薬品
人間には使用しないでください。
動物の治療の用途のみで使用してください。
外用薬としてのみ使用してください。
SAVA VET
Caring for ompanions
製薬会社:
SAVA HEALTHCARE LIMITED
508 G.I.D.C. Estate Wadhwan city-363035,
Surendranager, Gujarat,INDIA
www.savavet.com