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ポイント!
健康な肝機能の維持は食生活から。おやつの与えすぎは禁物だよ。
販売終了 健常な生命維持に欠かせない肝臓を保護する栄養補助剤(サプリメント)。肝臓の機能を高める成分と、肝臓を保護する成分の2種類が含まれ、より高い効果を発揮します。さらに若々しい脳を保つ効果も期待できます。
デナマリン錠(小型犬、猫用)(30錠)
Denamarin(Small Dogs & Cats) - 30 Tablets
販売価格(税込): 6380 円
オリジナル商品名 : デノシル、プロヘパゾン、リバフィット
製薬会社名 ニュートラマックス・ラボラトリー
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
適応症状 :
肝機能維持
商品紹介 :
デナマリンは、肝機能を高める働きを持つS(エス)-アデノシルメチオニンに、古くから肝保護作用が認められているシリビンを配合した栄養補助剤(サプリメント)です。2つの成分が相乗的に作用することによって、健康な肝機能をサポートする効果が認められています。
肝臓は栄養素の貯蓄と代謝、解毒、胆汁の生成・分泌などの役割を果たしている臓器です。その機能は生命活動にとって非常に重要なものであることから、一部が破損してしまっても残りの部分でカバーすることができるよう、実際に必要とされる機能の3-4倍ともいわれる高い予備能力が備わっているほか、大半が切り取られてしまっても数ヵ月後には元の大きさに戻ることができるなど、生体内において唯一自己修復・再生能力を持つ臓器です。そのため何らかの障害によってその機能が低下しても、痛みなどの症状を生じることなく機能が維持されることから、その予備機能が追いつかなくなって初めて異常としてあらわれ、実際に症状が認められた時点では既に症状が進行してしまっている場合がほとんどです。
イヌの肝機能低下を引き起こす代表的な原因には、ウイルスや細菌による感染症をはじめ、先天性/後発性の門脈体循環シャント、内分泌性疾患、腫瘍などが挙げられます。しかし加齢やバランスの悪い食生活などほかの要因がきっかけなることも決して珍しくはなく、その発症原因は実に多種多様なものであることから、実際に原因を特定することは容易ではありません。そのため健康な肝機能を維持るするには、日頃から肝臓に負担をかけない生活を心掛けることが大切です。
イヌの日頃のエサと共に使用することで健康な肝機能を維持する効果を発揮するサプリメントがデナマリンです。有効成分のS-アデノシルメチオニンには、強力な抗酸化物質であるグルタチオンの濃度を高めることで酸化ストレスから肝細胞を保護し、また肝臓の解毒をサポートする作用によって肝機能を高める効果が期待できます。
もうひとつの成分であるシリビンは、古くから肝疾患の民間治療薬として用いられているシリマリンの主要成分で、肝再生や肝臓の解毒能、そして胆汁の生産・分泌といったような肝臓そのものの機能を高める効果が認められています。
さらにデナマリンに含まれているS-アデノシルメチオニンには、肝臓だけでなく脳細胞の周りにある髄液のグルタチオン濃度をも高め、活性酸素による酸化ストレスから脳細胞を保護することによる神経保護作用もあるとされています。
使用方法 :
※下記のはデナマリンのガイドラインです。正確な使用量、使用方法に関しては獣医師の指示に従ってください。
体重5.5kg未満 1錠
体重5.5kg以上 1錠を1日2回
・空腹の状態あるいは最低でもエサの1時間前に与えるようにしてください。
・1日1錠以上を投与する場合、投薬の負担を軽くするために午前と午後に分けることも可能です。
・錠剤やカプセルを水なしで飲み込んだ猫の多くにおいては、これらの薬剤が胃に到達せず食道に詰まってしまうことが報告されています。そのため薬剤を胃に到達させるためには、投薬後ただちに3-6ccの水を与えることが望ましいとされています。
- この薬の説明書(日本語訳)はこちら
- デナマリン®
動物用栄養補助剤として特許を取得しているデナマリンは、純粋で安定したS(エス)-アデノシルメチオニン塩とシリビン-ホスファチジルコリン化合物の配合錠です。90mg のS-アデノシルメチオニンと9mgのシリビンAとBを含んだ小型犬用および猫用、225mg のS-アデノシルメチオニンと24mgのシリビンAとBを含んだ中型犬用、そして425mg のS-アデノシルメチオニンと35mgのシリビンAとBを含んだ大型犬用の3種類があります。S-アデノシルメチオニンは水分に対して非常に不安定な物質ですが、デナマリン・チュワブル錠に含まれている特別なNMXSS75は安定性が保たれるよう製造されています。
背景
S-アデノシルメチオニンとは動物の生体内に広く分布している分子で、生体の多くの細胞内で食事によって摂取された必須アミノ酸のひとつであるメチオニンとほかの栄養素によって生成されるATPによって合成されます。S-アデノシルメチオニンはメチル基移転、含硫基移動、アミノプロピル化といったさまざまな代謝経路に必要不可欠な物質で、体内のすべての細胞にとって欠かすことのできませんが、特に動物の体内で代謝の中心となる臓器である肝臓においては非常に重要な物質となっています。そのためS-アデノシルメチオニンの不足は肝臓をはじめ、脳を含めた全身の細胞の構造や機能に異常を生じさせる可能性があります。1-4 逆にS-アデノシルメチオニンの補充は、細胞傷害や重篤な副作用を引き起こすことなく低下した肝細胞の機能を改善することが生体外、生体内の実験によって認められています1-3、5-8。この肝細胞の改善効果はS-アデノシルメチオニンの前駆体となる物質の補充では認められません。肝機能の低下している動物へのアデノシルメチオニンの投与は肝臓のS-アデノシルメチオニンの濃度を上昇させることはなく、また有害となる可能性があります。つまり体内のS-アデノシルメチオニンの濃度を上昇させるために最適な方法は、S-アデノシルメチオニンそのものを補充することとなります。
シリビンはオオアザミから抽出され、シリマリン9として知られている生理活性物質で、その吸収はホスファチジルコリンによって促進されます10-13。シリビン/シリマリンは肝機能に有益な効果を持つことが知られています14-16。
目的
デナマリンに含まれているS-アデノシルメチオニンとシリビンの組み合わせは多方面からの肝機能をサポートします。
S-アデノシルメチオニンは犬や猫の肝臓内のグルタチオン値を上昇させることが知られています1、3。グルタチオンは強力な抗酸化物質で、毒素をはじめとした有害物質から肝細胞を保護し、細胞死を抑制する作用があるとされています。このグルタチオンの濃度は肝胆道機能の低下した犬や猫においては正常値を下回る濃度であることが研究によって認められています17。デナマリンはこれらの動物において、グルタチオン濃度を上昇させて正常な肝機能の維持や保護を目的に使用することが推奨されています。ほかにもデナマリンは活性酸素によって引き起こされる組織の損傷に対する治療や、グルタチオン濃度の減少と関連付けられている特定の毒素や薬剤によって起こる赤血球の脆弱性などに対して使用されることもあります2。デナマリンの作用機序は単にグルタチオン濃度を上昇させるだけではありません。S-アデノシルメチオニンは肝細胞を細胞死から防ぐ作用5があり、また細胞再生に有用である可能性が示唆されています2。さらにS-アデノシルメチオニンには猫の胆汁の流れを改善する可能性があることが、とある研究によって報告されています8。
S-アデノシルメチオニンには神経保護薬4、18、19としての効果も認められているため、デナマリンには肝臓だけでなく脳の健康もサポートすることが示唆されています。
シリビン/シリマリンはさまざまな働きを持つ成分で、品種や細胞のタイプにかかわらず、酸化ストレスから組織を保護する作用が多くの研究によって認められています20-23。 また猫におけるある研究において、シリビン/シリマリンは好中球の細胞内のグルタチオン濃度を高め、その貪食機能を高めることが認められています。またほかの研究では肝細胞のタンパク質合成促進作用、肝細胞再生機能、1L-1β(インターロイキン-1βによって誘導されるケミカルメディエーター(PGE2、1L-8、MCP-1)の産生と重要な細胞内伝達信号となるNF-KB(核内因子-Kappa B)の移行25の阻害作用がある上、炎症反応を生じる物質となるロイコトリエンの産生も阻害26、27するとされ、胆汁の流れや肝保護作用のある胆塩(ベータ(β)ムリコール酸、ウルオデオキシコール酸)28の産生や促進、グルタチオンの濃度を上昇させる効果を発揮するとされています 29。
また別の研究においては、シリビンは犬のベニテングタケ中毒症において解毒作用があるとされていますが、これはベニテングタケ中毒症にかかったうち、シリビンの投与を受けた犬が生き残ったのに対し、投与を受けなかった犬の1/3が死亡したという事実によるものです。ほかにもシリビンを投与された犬は投与されなかった犬と比較して、ビリルビン、ASTそしてALP濃度の低下やプロトロンビン時間の延長が認められたほか15、シリマリンを30日間投与した犬6頭中5頭においては肝酵素値が改善16されたことがそれぞれの研究によって報告されています。
さらに最近の臨床試験において、デナマリンはロムスタチン(CCNU)と化学療法を併用します。
薬理動態
空腹時の犬にS-アデノシルメチオニンのチュワブル錠と腸溶性のコーティング錠を投与した場合の生体利用率は、薬の形態の違いにかかわらずほぼ同じでした。しかし体内への吸収速度はチュワブル錠のほうが腸溶性のコーティング錠よりもはるかに速く、また安定していました。
シリビンの生体利用率は高いものではありません10。この点を改善するために、デナマリンに配合されている成分に含まれているシリビンは大豆のホスファチジルコリンとの化合物の形態となっており、この調合によって吸収率と生体利用率がシリマリン、あるいはシリビン単独での投与よりも優れたものとなっています10-13。実際、シリビン-ホルファチジルコリンの吸収率と生体利用率は、ある研究においてシリビン-ホルファチジルコリン化合物(SPC)の投与における血清中のシリビン濃度とシリマリンの単独と比較して4倍も高かったという事実が示されています(取扱説明書 図1)13。またネズミを用いた動物実験では、SPCは肝細胞のミクロソーム内で有効とされる濃度に達しましたが、これはシリビン単独投与では不可能でした20。さらにシSPCは猫においても有効な生体利用率を示しました32。
図1
シリビン単独とシリビン-ホルファチジルコリン化合物(SPC)を投与した場合の血清中濃度の変化。投与された量はどちらもシリマリン178mgに該当する量であった。
安全性
デナマリン®に含まれている成分には非常に高い安全性が認められています。ネズミを用いたS-アデノシルメチオニンの経口による急性中毒症の研究における
致死量は4,650mg/kgでした2。実際健康な犬におけるS-アデノシルメチオニンを1日20mg/kgの量を6週間投与と、健康な猫におけるS-アデノシルメチオニンの推奨されている量を1日2回、113日間継続して投与において、両方の動物とも健康な状態を維持し、投与による副作用は認められませんでした1、3。
また、動物へのシリビン/シリマリンの使用における使用禁忌事項や他の薬剤の使用による相互作用は報告されていません33、34。霊長類においては消化機能不良やそう痒、または頭痛といった軽度の副作用の発現33、35、36が極稀に報告されている一方で、犬や猫における副作用は認められていません13,16、33、34、37、38。デナマリンに含まれている特殊なシリビン-ホルファチジルコリン化合物の安全性に関しては、緊急時の使用と長期的な使用を想定して行なわれており、犬の急性中毒症に関する研究においてはデナマリンに含まれている80倍以上のシリビン-ホルファチジルコリン化合物が投与されましたが、特別な副作用の発現は認められませんでした38。また長期的な使用における副作用の研究としてデナマリンに含まれている80倍以上のシリビン-ホルファチジルコリン化合物が26週間猿に投与されましたが、化合物と関連した副作用の発現はありませんでした35。
栄養補助剤としての投与量
S-アデノシルメチオニンの効果が水分によって失われてしまうことを妨げるために、適量に最も近い錠剤数とし、以下に記載する量を目安として投与します。
S-アデノシルメチオニンは食物と共に摂取することによってその吸収が妨げられるため、より効率的に吸収するためには、空腹時か少なくとも食事の1時間前の投与が好ましいとされています。錠剤を直接投与することが難しい場合には少量の餌に混ぜて投与することもできます。錠剤やカプセルを水なしで飲み込んだ猫の多くにおいては、これらの薬剤が胃に到達せず食道に詰まってしまうことが報告されています。そのため薬剤を胃に到達させるためには、投薬後ただちに3-6ccの水を与えることが望ましいとされています39、40。デナマリン小型犬、猫用は錠剤が小さいため猫への投与にも適しています。1日1錠以上を投与する場合、投薬の負担を軽くするために午前と午後とに分けて投与することも可能です。例えば1日3錠を投与する必要がある場合、2錠を午前に投与し、残りの1錠を午後に投与するといったように分けることができます。
犬猫に対して1日に推奨されているデナマリンの投与量
小型犬および猫用
S-アデノシルメチオニン*(90mg)とシリビンA+B(9mg)を含有
体重5.5kg未満 1錠
体重5.5kg以上 1錠を1日2回
中型犬用
S-アデノシルメチオニン*(225mg)とシリビンA+B(24mg)を含有
体重6-15.5kg 1錠
大型犬用
S-アデノシルメチオニン*(425mg)とシリビンA+B(35mg)を含有
体重16-29.5kg 1錠
体重30-54.5kg 2錠
体重54.5kg以上 3錠
*錠剤数は必要に応じて適宜増減できます。ほとんどの動物は2日あるいは3日に1回の投与頻度によって、症状の良好な状態を長期間維持することが可能となっています。
シリビンの血中濃度をより高いものとし、ビタミンEと亜鉛の補充による効果を得るために、デナマリンはマリン® と併用することも可能です。
その場合、それぞれの投与間隔を12時間あけて投与するようにしてください。
保管
涼しく乾燥した場所で保管してください。錠剤は湿度と極度の暑さに弱いという性質があります。
デナマリン®には犬用のチュワブル錠もあります。詳細に関しては獣医師に問い合わせてください。
参考資料(取扱説明書参照)
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