• 2011年10月13日
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  ネコ用フロントライン・プラスによるノミ・マダニ治療

  
  
• コラム出典: Removing ticks with a minimum of stress and strife
  http://www.petmd.com/blogs/dailyvet/2009/June/15
  
  ネコ用ノミ治療薬フロントラインはノミの4つの生育段階すべてに効果を発揮し、効果的にノミを駆除します。ネコ用フロントライン・プラス・ノミコントロールは処方箋なしで買える医薬品で、子猫にも使えます。ノミやマダニがどうネコの健康を害するかを理解して、重い病気になる前に治療してやることが大切です。
  
  ノミやマダニに感染しやすいのはどのネコも同じです。ペットの皮膚の下に隠れ、血液を吸って生存している寄生虫ですが、ネコとイヌの両方に感染するノミでいちばんよく知られているのはネコノミです。
  
  ノミの4つの生育段階:
  
  • 卵
  • 幼虫
  • 蛹(さなぎ)
  • 成虫
  
  マダニの4つの生育段階:
  
  • 卵
  • 幼虫
  • 若虫
  • 成虫
  
  マダニとノミは危険な疾患をいくつも媒介することが知られています。フロントライン・プラスは使用後、ノミは18時間以内に、マダニは24時間以内に駆除します。昆虫成長制御薬も入っており、ノミの幼虫と卵も死滅させ、ノミの生活環を破壊します。
  
  フロントライン・プラスが効くノミとマダニ:
  
  • アメリカイヌカクマダニ
  • クリイロコイタマダニ
  • アメリカキララマダニ
  • シカダニ
  
  ネコ用フロントライン・プラスはフィプロニル(9.8%)とs-メトプレン(11.8%)を含有しています。フィプロニルは広域抗菌スペクトル殺虫薬で、ノミとマダニの中枢神経系を破壊します。S-メトプレンは昆虫成長制御薬です。成猫と生後8週以上の子猫ならフロントライン・プラス1回分を月に1度使って構いません。ネコ用フロントライン・プラスは滴下型でとても使いやすい製品です。ペットの肩甲骨の間の皮膚1ヵ所に垂らしてください。完全に乾くまでに24時間近くかかるのが普通です。
  
  ノミとマダニが媒介するよくある疾患:
  
  • ロッキー山紅斑熱
  • ライム病
  • ヘモバルトネラ症
  • 野兎病
  • ダニまひ症
  • 条虫
  • 貧血症
  
  ネコが自分の皮膚を噛んだり引っかいたりしていたら、ノミが感染しているおそれがあります。ノミ取りクシを使ってノミを見つけてください。暗褐色の小さな点状のノミのフンがクシに付いたら、ノミが感染している証拠です。ノミ治療薬フロントライン・プラスを使うだけでなく、生活環境を清潔に保つことも重要です。ノミの卵や幼虫はネコの体だけでなくネコの寝床やカーペットにも棲んでいます。ネコに対して薬剤を使っても、体に付いたノミとマダニしか駆除できません。ノミやノミの卵が周辺に生息していればそれが再感染してしまうことがあります。
  
  フロントライン・プラスは、1回使ったら次に使うまでに30日以上間隔をあけましょう。薬剤を垂らした部位に一時的に炎症が起きるかもしれません。ほかの疾患に対する薬剤を処方している場合には、フロントライン・プラスを使う前にかかりつけの獣医師に相談してください。薬液が自分の皮膚や衣類に付いたり、目に入ったりしないように注意してください。説明書をよく読み、必要量以上に使ったおそれがあるときは、獣医院で救急治療を受けさせてください。