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  • 2017年08月01日

  • ネコ白血病ウイルスは、二次感染への入り口


  • コラム出典:Feline Leukemia Virus Opens Doors to Secondary Diseases
    http://vetmed.illinois.edu/pet_column/feline-leukemia-virus-felv/


    家飼いでネコ白血病ウイルスを予防
    ネコ白血病ウイルス(FeLV)は、ネコ同士で感染しやすい病原体で、また二次感染からがんまで、死に至るさまざまな病気を引き起こす可能性があります。

    FeLVは外にいる1-6歳の雄ネコによくみられます、と語るのは、アーバナにあるイリノイ大学獣医教育病院で内科医学を専門とする獣医であるスタンレー・ルビン博士。しかし、子ネコは免疫システムがまだ完全には発達していないため、大きな感染リスクがあります。

    飼い主の認識でFeLVの有病率が減少
    「感染に対するネコの飼い主の認識が高まり、またFeLV陽性のネコの排除や屋内飼いに制限するなど、病気をコントロールするための段階を踏んだ結果、FeLVの全体的な有病率が減少しました」と博士。注意深い観察や定期的なFeLVワクチン接種もまた、有病率減少に役立つことがあります。

    FeLVは、唾液や鼻汁の長期間の接触、同じ水や食べ物の共有などによりネコ同士で感染し、また場合によっては噛みつき、母ネコから子ネコへの母乳、または子ネコが生まれる前に感染することもあります。

    しかしながら、ウイルスはネコの体外では長くは生存できませんし、またネコ白血病ウイルスが人間に感染することはありません、とルビン博士。「多くの事実が人間への感染はあり得ないと示唆しています」と博士は断言しています。

    ネコ白血病ウイルスによる発病
    病初は、ウイルスはネコの血流に入り込み、増殖します。この段階では、ネコの免疫システムがウイルスを消滅させることもありますが、そうでない場合は、ウイルスは最終的に、一部の免疫細胞がつくられる骨髄に行きわたります。この時点で、ネコはウイルス撃退の激闘をし、死ぬまでFeLVが留まることになります。

    感染は、貧血(低赤血球細胞数)および免疫抑制を引き起こすことがあります。「免疫システムが弱まると、ネコは二次感染にかかりやすくなり、これは日和見感染とも呼ばれています」とルビン博士。「そして、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などにも感染しやすくなるのです」。

    病気が進行すると、神経障害、腎不全、関節炎を引き起こす可能性があるほか、ネコが妊娠している場合は流産することもあります。

    FeLVは細胞の複製機構を乗っ取るため、この病気が最終的に腫瘍を成長させるかもしれないことは、驚くべきことではありません。事実、ネコのがんの多くはFeLVであり、もっとも一般的なのはリンパ腫です。
    ルビン博士は、「FeLVに感染したネコは、昏睡、発熱、体重減少、食欲減退、うつなどの症状があらわれます」と語ります。

    FeLVの治療と予防
    これらの徴候はほかのさまざまな病気でもみられるため、獣医師がFeLVと診断するには採血や、ウイルスが存在するかどうかを調べる検査を行ないます。

    臨床的徴候により、輸血、日和見感染の薬物治療、免疫療法、化学療法、抗ウイルス治療などがほどこされます。

    「ワクチンの接種も可能ですが、感染を完全に予防できるわけではないことに留意することが重要です」とルビン博士。

    野良猫が密集している地域など、FeLVがより流行している一部の地域では、ワクチンは重要です。飼い主は、自分の地域ではワクチンが必要かどうかを獣医に尋ねてください。

    感染のリスクを減らすために、予防対策もしてください。屋外のネコとの接触を避けるために、室内飼いにするだけでもFeLVを予防することができます。

    生存期間は、感染の進行やその出現、ネコの免疫システムの強さ、そしてFeLVのタイプ(または菌株)によります。感染を完全に克服するネコもいれば、ほかの病気で体力が落ちているときなど、免疫システムが弱まっているときだけ再発するネコもいます。さらに、生存期間中ウイルスが存続する状態である、進行性のこともあります。

    進行性感染のFeLVを患うネコで、なおかつ室内で多数飼いの場合は最大3年生存できることがあります。しかし、感染したネコが室内で1匹だけで飼われ、よい獣医的医療を受けている場合は、生存率が高くなります。

    ネコ白血病ウイルスについてさらに詳しく知りたい場合は、獣医師にお尋ねください。