• 2014年01月30日
• 
  

  ハムスターの飼育と世話①

  
  
• コラム出典:　Kindness and Care for Animals
  http://www.mspca.org/programs/pet-owner-resources/pet-owner-guides/small-animal-care-adoption/small-animal-care-guides/hamsters.html
  
  
  ハムスターの飼育容器
  ハムスターは脱走することが非常にうまく、ほとんどのケージから脱走することができます。ハムスターの脱走は電気コードの損傷やハムスター自身のケガや死につながりかねません。そのため、ケージが脱走できないものであることが非常に重要となります。
  
  ハムスターの生活環境---ココナッツ、そしてハムスターを満足させるほかの方法
  この小さなげっ歯類は歯でかじる事が大好きなため、木やプラスチックでできたケージを使用することは勧められません。小さなハムスターが逃げ出せないような柵と柵の間が狭い針金、あるいは金属のケージでの飼育が理想的でしょう。
  
  通気性に関して言えば、針金のケージがいちばんでしょう。20ガロン(約90リットル)の水槽を使用することもできますが、その場合には水槽に合ったワイヤーメッシュで覆いをすることが必要です。ハビトレイル社のケージや同類の商品は通気性が悪い上、清潔に保つことが難しいという欠点があります。そのためハムスターの飼育には、シンプルなケージか水槽を選ぶことが賢明でしょう。
  
  ハムスターの住み家
  どのようなケージを選ぶにせよ、ハムスターの飼育には最低でも22インチx14インチ(約55cm x 35cm)の広さと8インチ(約20cm)の高さがあり、覆いや開き口を固定するための掛け金がついた飼育容器が必要になります。飼育容器の中には新聞紙を敷き、細く切り裂いた紙やポナラの木屑など、巣を作るための材料を充分に与えましょう。ただし杉の木屑は適切ではありません。杉の木屑には非常に強い臭いがあるため、ハムスターの呼吸器や健康に障害を引き起こす可能性があります。同じ理由で松の木屑も巣の材料としては適切ではありません。
  
  オートミールの容器や小さな箱はハムスターにとって快適な住み家を提供する上、ハムスターがかじってしまった場合に簡単に取り換えることができます。またハムスターはココナッツの殻の中で丸くなることが大好きです。ココナッツの実に穴を開けて中をくり抜いてから、ハムスターのケージに入れてあげましょう。軟らかい紙ナプキンやティッシュ、そして麦わらなどを与えられた場合、ハムスターはそれらを用いて軟らかく温かい住処を作り上げることでしょう!もしあなたのハムスターが快適なベッドを作り、そのベッドが汚れていないようであれば、ベッドをケージから注意深く取り出し、ケージの掃除をした後、ベッドを清潔なケージの元の場所に戻してあげてください。
  
  掃除
  飼育しているケージを毎日確認しましょう。硬くなってしまったベッドは取り除き、新しく清潔なベッドと交換します。1週間に1回か2回、低刺激性の洗剤を用いてケージの汚れをこすり落としましょう。数頭のハムスターを飼っている場合は、より頻繁なケージの清掃が必要です。新しいベッドをケージに入れる前にケージをよく乾かすようにしましょう。ケージが湿っているとベッドにカビが生える原因となります。
  
  娯楽
  ペーパータオルの芯、くるみの殻、無着色の樫や桜の木、そして犬用ビスケットの「MILKBONE」などはハムスターの玩具として、またかじって歯をすり減らすことができるものとして与えることができます。
  
  エサと水
  トウモロコシ、ペレット、大麦、ヒマワリなどの種といったハムスターのエサはほとんどのペットショップで購入することができます。ヒマワリの種は脂肪分が多いため肥満の原因となるほか、被毛のベタツキの原因ともなるため与えすぎないようにしましょう。
  
  ハムスターという名称はドイツ語で溜めこむことを意味する『hamsterm』に由来し、この小動物の特徴をよく言い表しています。ハムスターの頬の内側にはほお袋があり、彼らはまるで重症のおたふくかぜになったかのように見えるまで食べ物で満たします。そしてほお袋の中のエサを隠しておくのに最適な場所を見つけるまで、飼育容器の中をちょこちょこと動き回ります。
  (飼育容器の清掃をした時、エサの隠し場所にある腐ったエサやカビの生えているエサは必ず捨てるようにしましょう。)
  
  エサは陶器か重さのある小さな容器に入れて与えます。1日に片手一杯ぐらいの量を食べ、食べきれない分は貯蔵用として隠す習性があるため、与え過ぎているかどうか神経質になる必要はありません。ハムスターはおやつとして新鮮な果物や野菜を食べることを好みます。いろいろな果物や野菜を串に刺して与え、どの果物や野菜を好むか見てごらんなさい!ただし、ハムスターにはエサを貯蔵する習性があるため、新鮮な果物や野菜は1日に食べ切れる量のみを与えるようにしましょう。
  
  吊り下げるタイプの給水機はハムスターの飼育環境をより整えられたものとし、また必要時に水を供給できるものです。陶器や重さのある小さな容器も水を入れる容器として使用できます。プラスチックの容器ではハムスターにかじられてしまう上、容易に水がこぼれてしまうこともあります。最初は給水機と水の入った容器の両方を備え付け、どちらか好む方を使用してください。給水機を使用する場合、藻が発生しないよう毎日洗浄するようにしてください。