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ポイント!
7歳を過ぎたら、早期発見のための定期健診を欠かさないようにしてね!
56錠入り。高齢のイヌやネコに多く見られる心不全や腎不全の治療薬。病状の進行を遅らせて良好な状態を維持します。フレーバー錠なので投与も簡単です。
フォルテコール 2.5mg (56錠) (イギリス市場向け)
Fortekor 2.5 (Benazepril Hydrochloride) - 2.5mg (56 Tablets)
販売価格(税込): 7200 円
オリジナル商品名 :
製薬会社名 ノバルティス
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
適応症状 :
僧帽弁閉鎖不全症(イヌ) 慢性腎不全(ネコ) 心筋肥大症(ネコ)
商品紹介 :
フォルテコールは、血管収縮、心筋肥大、腎臓での水分や塩分の貯留などを促進するアンジオテンシンIIという物質の産生を阻害するアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬です。
血中のアンジオテンシンIIを減少させ、その影響による血管収縮、心筋収縮力増強、腎臓糸球体内圧上昇などによる心臓や腎臓への負担を軽減する作用があることから、高齢のイヌに多くみられる僧帽弁閉鎖不全症(僧帽弁逆流症)や、高齢のネコに発症する傾向のある慢性腎不全、心筋肥大症(肥大型心筋症)の治療薬として用いられています。
イヌやネコの心不全や腎不全といった病気は、ペットフードの改良や動物医療の進歩といった飼育環境の改善によるイヌやネコの高齢化と共に近年増加する傾向が認められています。これらの疾患は発症原因が特定できないものが多く、また進行性の疾患でもあるため、治療によって完治させることできません。しかし、フォルテコールはその心保護、腎保護作用によってこれらの病状の進行を遅らせて、良好な状態を維持する効果が認められています。
また、いったん治療が必要とされた場合には生涯を通じて投薬する必要がありますが、フォルテコールはイヌやネコの好む味に調整されたフレーバー錠となっていることから、経口投薬が比較的楽であり、長期使用における飼い主とイヌ、ネコへの負担が少なくて済むという特長があります。
使用方法 :
1日1回、必要量を経口投与します。食前食後は問いません。
●イヌの僧帽弁不全症治療薬として
体重:2.5-5kg フォルテコール2.5 x 1/2錠
体重:>5-10kg フォルテコール2.5 x 1錠 またはフォルテコール・フレーバー5 x 1/2錠
体重:11-20kg フォルテコール・フレーバー5 x 1錠
体重:21-40kg フォルテコール・フレーバー20 x 1/2錠
体重:41-80kg フォルテコール・フレーバー20 x 1錠
●ネコの慢性腎不全、心筋肥大症の治療薬として
体重:2.5-5kg フォルテコール2.5 x 1錠 またはフォルテコール・フレーバー5 x 1/2錠
体重:>5-10kg フォルテコール2.5 x 2錠 またはフォルテコール・フレーバー5 x 1錠
・推奨されている必要最低使用量はイヌにおいては体重1kgにつき0.25mg、ネコにおいては体重1kgにつき0.5mgとされています。
- この薬の説明書(日本語訳)はこちら
- 動物用の処方箋薬です。
子供の手の届かないところで保管してください。
動物の治療薬としてのみご使用ください。
フォルテコール® 2.5mg
犬猫用錠剤 (APVMA 56829)
有効成分:
1錠につき塩酸ベナゼプリルが2.5mg含まれています。
フォルテコール® フレーバー5mg
犬猫用錠剤 (APVMA 61193)
有効成分:
1錠につき塩酸ベナゼプリルが5mg含まれています。
フォルテコール®フレーバー 20mg
犬猫用錠剤 (APVMA 61192)
有効成分:
1錠につき塩酸ベナゼプリルが20mg含まれています。
適応症:
フォルテコールはイヌの心不全、そしてネコの慢性腎不全や心筋肥大症(肥大性心筋症)の治療薬です。
イヌ
フォルテコールはイヌの左側心不全の治療薬です。イヌの左側心不全は特に僧帽弁逆流症(心内膜症)、拡張型心筋症の症状としてよく発症します。フォルテコールはレニンアンジオテンシンアルドステロン(RAA)システムの作用を阻害し、RAAシステムによる血管の収縮や塩分の貯留を最小限に抑え、症状を改善する効果を発揮します。また、フォルテコールは心疾患のあるイヌの寿命を延長し、咳をはじめとした諸症状を緩和することによってイヌの生活の質を改善します。フォルテコールは必要であれば、利尿剤(例:フルセミド)、ジゴキシン、不整脈治療薬と併用することができます。
ネコ
フォルテコールはネコの腎不全の治療薬です。フォルテコールには尿中のタンパク質の喪失の減少と、全身、および糸球体内の血圧を低下させる作用があり、特に症状が進行した段階におけるネコの生活の質を改善する作用があります。フォルテコールには治療前の尿蛋白/クレアチニン比(UPC)が0.8以上のネコにおいてはその生存期間の延長、そして尿蛋白/クレアチニン比(UPC)が1.0以上のネコにおいては食欲不振を改善する作用が認められています。また、フォルテコールはネコの心筋肥大症(肥大性心筋症:HCM)の症状や心臓のリモデリングにも治療効果があるとされるほか、使用における高い忍容性も認められています。ネコの心筋肥大症(肥大性心筋症:HCM)の治療にはフォルテコール以外の治療薬が必要とされる場合がほとんどです。最も頻繁に使用されているものはジルチアゼムのようなカルシウムチャネル遮断薬となります。
薬理学的特徴:
フォルテコールは体内で加水分解され、ベナゼプリラートとなるプロドラッグの塩酸ベナゼプリルを含んでいます。この塩酸ベナゼプリルにはアンジオテンシン変換酵素(ACE)の作用を阻害する働きがあり、非活性型のアンジオテンシンIが活性型のアンジオテンシンIIに変換されることを妨げる作用を発揮します。この作用によりフォルテコールは動脈と静脈の収縮や、腎臓への水分と塩分の貯留といった症状をはじめとした、アンジオテンシンIIによってもたらされる全ての病状を改善します。また、犬猫の血清中のACEに対して長時間に渡る阻害作用を発揮し、その作用は投与後24時間継続するとされています。ベネゼプリルは経口投与後に消化管から不完全ながらも速やかに吸収されます。吸収されたシクロスポリンの一部は肝酵素による加水分解を受け、活性型のベナゼプリラートと、未変換の塩酸ベナゼプリル、そして親水性の代謝物とに変換されます。ベナゼプリラートは空腹時と食後の両方において投与後2時間以内に血清中濃度の最高値に達します。ベナゼプリラートとベナゼプリルは血清中タンパクとの結合力が高く、また腎臓、肝臓を中心とした組織内に分布します。ベナゼプリラートの活性部分は、緩慢な最終的排除段階があるものの、基本的には速やかにこれらの組織から排除されます。イヌにおいては主に胆汁中と尿中から、ネコにおいては胆汁中から排泄されます。繰り返し投与することによって血清中にベナゼプリラートのわずかな蓄積がみられます。定常プラズマには4日以内に達します。
ベナゼプリラートは胆汁中に排泄されるため、腎機能障害にあるイヌやネコにおいてはベナゼプリラートが生体蓄積する可能性はほとんどありません。従って腎機能に障害を持つイヌやネコへの使用における使用量の調整は必要ないとされています。
使用禁忌
塩酸ベナゼプリルに過敏症反応のある動物への使用は禁忌とされています。
使用上の注意
イヌ
妊娠中、あるいは授乳中における使用:
出血のみられるイヌへの使用における安全性は確認されていないことから、フォルテコールの妊娠中や授乳中の雌イヌへおける使用は推奨されていません。また、授乳中の雌イヌへの使用に関するデータはありません。
二重盲目の臨床試験においては、フォルテコールは偽薬を与えられたグループのイヌとの比較において、副作用の発現する確率が低く、優れた忍容性を示しました。主な副作用としては使用による疲労が少数のイヌに認められました。
臨床試験においてフォルテコールは腎機能に対して良好な忍容性を見せました。血清中の尿素やクレアチニン濃度の変化はなく、臨床試験中のフォルテコールのイヌに対する腎毒性を示唆する要因もありませんでした。有効成分の胆汁中への排泄は腎機能障害のあるイヌやネコにおける有効成分の生体蓄積の恐れがほとんどないことを意味しますが、腎機能障害のあるイヌやネコにおける投与中には血清尿蛋白/クレアチニン値を観察することが望ましいとされています。
フォルテコールは広い種のイヌに対して優れた忍容性を見せています。健康なイヌへ推奨量の200倍の量を投与した場合にも重篤な副作用は見られていませんが、誤飲などによる過剰摂取によって一時的な可逆性の低血圧が引き起こされる可能性があります。万が一、可逆性低血圧が認められ場合には暖かい等張食塩水液の点滴剤の投与による治療が必要となります。ほかにも、まれに低血圧の症状としての疲労やめまいが見られることがあります。低血圧の症状が認められた場合には併用している利尿剤の投与量を減量してください。
スピロノラクトン、トリアムテレン、アミロライドのようなカリウムを保持する作用のある薬剤との併用による相互作用を考慮にいれる必要があります。フォルテコールとカリウム保持性利尿薬と併用する場合には血清中のカリウム値を観察することが推奨されています。さらに、ほかのACE阻害薬と同様、降圧作用のある薬剤や、降圧効果の見られる麻酔剤との併用によって、ベナゼプリルの血圧降下作用が増強される可能性があります。ACE
阻害薬とNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)とを併用した人間においてACE阻害薬の降圧作用が減弱させられたり、腎機能に障害を引き起こすことが報告されています。そのため、フォルテコールとNSAIDsを同時に使用する場合には注意が必要とされています。
ネコ
フォルテコールの使用開始時に血清中のクレアチニン濃度の上昇が見られる場合があります。この現象はフォルテコールの糸球体毛細血管における降圧作用によるものであるため、フォルテオールの使用を中断する必要はないとされています。健康なネコに高用量を使用した場合赤血球数の減少が認められました。この現象は臨床試験における慢性腎機能不全のネコには認められませんでしたが、治療中には血清中のクレアチニン値と赤血球数を定期的に観察することが望ましいとされています。2.5kg未満のネコに対する効果と安全性は確認されていません。
出血している猫や妊娠中、授乳中のネコに対する安全性は確認されていません。これらのネコに対して使用する場合には使用による有益性と危険性を考慮し、その使用が必要であると判断された場合のみに使用するようにしてください。体重1kgにつき10mgのフォルテコールを52週間使用した場合、卵巣の重量の減少が認められています。また、妊娠中期から後期にACE阻害薬を使用したほかの動物において催奇性があることが報告されています。
フォルテコールとほかの薬剤とをネコに同時に使用した場合の相互作用については確認されていません。ACE阻害薬とほかの降圧剤(カルシウムチャネル阻害薬、β(ベータ)遮断薬、利尿薬)などの併用によって降圧作用が増強される可能性があります。人間におけるACE阻害薬とNSAIDsとの併用による腎機能の損傷が報告されているため、ACE阻害薬とNSAIDsとの同時使用には注意が必要とされています。
フォルテコールはタンパク質と塩の分量を控えた食事療法と共に用いることでより効果的、かつ安全に使用できることが認められています。
ACE阻害薬の使用によって、慢性腎不全に関連づけられる高カリウム血症の原因となる血中カリウム値の上昇が引き起こされる可能性があります。フォルテコールとカリウムを保持する性質のあるほかの利尿薬とを併用する場合には、血清中のカリウム値を観察することが推奨されています。
過剰摂取:
フォルテコールは、適用対象の動物に対する高い忍容性が認められています。健康なネコに推奨量の10倍の量を1年間投与してみたところ、特筆すべき症状は現れませんでした。しかし誤飲などによる過剰摂取によって一時的な可逆性の低血圧が引き起こされる可能性があります。万が一、可逆性低血圧が認められ場合には温かい等張食塩水液の点滴剤の投与による治療が必要となります。
使用方法
フォルテコールは1日1回、食事に関係なく経口投与してください。
未使用分の半錠はブリスターの中に戻します。未使用の半錠を含むブリスターのシートは元の外箱に入れて保管してください。保管された半錠は2日以内に使用するようにしてください。
イヌの心不全治療薬として
推奨されている必要最低使用量は犬の体重1kgにつき0.25mgです。以下の表を参照にしてください。
標準使用量
体重:2.5-5kg フォルテコール2.5 x 1/2錠
体重:>5-10kg フォルテコール2.5 x 1錠 またはフォルテコール・フレーバー5 x 1/2錠
体重:11-20kg フォルテコール・フレーバー5 x 1錠
体重:21-40kg フォルテコール・フレーバー20 x 1/2錠
体重:41-80kg フォルテコール・フレーバー20 x 1錠
獣医師による指示があった場合、上記の投与量を倍にして投与することも可能ですが、投与する回数は1日に1回のみとしてください。
ネコの慢性腎不全や心筋肥大症(肥大性心筋症)の治療薬として
推奨されている必要最低使用量は猫の体重1kgにつき0.5mgです。以下の表を参照にしてください。
体重:2.5-5kg フォルテコール2.5 x 1錠 またはフォルテコール・フレーバー5 x 1/2錠体重:>5-10kg フォルテコール2.5 x 2錠 またはフォルテコール・フレーバー5 x 1錠
その他の情報
応急処置:
もし中毒症状が見られた場合、ただちに医師か毒情報センター(電話:オーストラリア 13 1126;ニュージーランド 0800 764 766)に報告して下さい。
廃棄の仕方:
使用済みの空の容器は紙に包んでごみ箱に捨ててください。(日本においては各自治体の条例に基づいて適切な方法で処分してください。)
保管方法:
25℃以下で保管します。(必要であれば空調による温度調節を行ってください。)高温、高湿度になる場所では保管しないで下さい。未使用の半錠は開封後のブリスターに戻し入れて、外箱に入れて保管し、2日以内に使用するようにしてください。
保証
この動物薬の製造元は、購入者が商品を取扱い説明書に沿った正しい用途で使用している場合に限り、この薬が使用を推奨されている用途に適していることを保証します。
NOVARTIS ANIMAL HEALTH AUSTRALASIA PTY LIMITED
CAN 076 745 198
54 Waterloo Road, North Ryde NSW 2113
ノバルティス・カスタマー・アシスタンス
☎ 1800 633 768 オーストラリア国内からのフリーダイヤル
オーストラリア東部時間8:30amから5:30pm 月曜日から金曜日
ニュージーランド ノバルティス・カスタマー・アシスタンス
☎ 0800 588 001 ニュージーランド国内からのフリーダイヤル
10:30amから7:30pm 月曜日から金曜日
APVMA 認証番号56829/0907、61193/0907、61192/0907
動物治療用処方箋薬(P.A.R.)クラス1
獣医師の許可、或いは処方による使用のみ
1997年のACVCM Actに準じ登録。登録番号A9195、A9859、A9858
登録条件に関してはwww.nzfsa.govt.acvmを参照のこと。
登録:Novartis New Zealand Limited.
Building G, 5 Orbit Drive, Rosedale, AUCKLAND 0632
®ノバルティス AG, バーゼル、スイスの登録商品