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  • 2018年12月14日

  • ペットのガンにおけるサプリメント使用の是非


  • ペットのくすりやさんでは海外の医薬品のほかにサプリメントも扱っています。健康を維持するために使われるサプリメントですが、ガンなど治療法によっては注意を要するケースがあります。アメリカのガン疾患動物へのサプリメント、ハーブ、栄養補助食品使用についての記事をご紹介します。
    ペットのくすりやさんで取り扱いのある動物用肝臓の為のサプリメントは、こちらからどうぞ。在庫限りとなります。ご注文はお早めに、また売り切れの際はご容赦願います。

    雲南白薬(16カプセル)
    アイムユニティ犬用 (60カプセル)

    ※商品のラベルは商品写真と異なる場合があります。
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    出典Veterinary Practice News
    Pros and cons of supplements in treating pet cancer
    https://www.veterinarypracticenews.com/pros-and-cons-of-supplements-in-treating-pet-cancer/
    ベテリナリープラクティスマガジン
    ペットのガンにおけるサプリメント使用の是非
    ガン疾患動物のサプリメント、ハーブ、栄養補助食品使用実績が増加のエビデンス

    2017年5月19日 
    キャサリン スコルプスキ、獣医学学位 専門 獣医内科(腫瘍学)


    人間のガン患者における研究では、81%の患者がビタミン、栄養補助食品あるいはハーブを使ったサプリメントを摂取していますが、68%の内科医はその使用を知らずにいることがわかっています。
    情報を得ることの難しさの一つに、多くのサプリメントについて公開されている情報の不足があります。あるサプリメントについては研究が行なわれていますが、されていないものもあるため、栄養補助食品やサプリメントの効能をテストするための臨床試験が非常に必要となっています。

    さらに医薬品と異なり、サプリメントの品質はFDA(米国食品医薬品局)やその他の監督行政機関による監視、またはコントロールを受けていません。最近ではサプリメント業界における詐欺行為が表面化し、実際の主要成分量が表示よりも少ない、またはまったく含まれていなかったことが報告されています。ある獣医学の調査で、販売されているサプリメントのS-アデノシルメチオニンが、ブランドによって実際の含有量にかなりばらつきがあることが指摘されています。 
    ほかのサプリメントでは同じようなデータがないため、獣医師が推奨するブランドを決めるのを難しくさせています。
    サプリメントについては調べる余地が大いにありますが、獣医医薬品において使われているハーブと栄養補助食品については、近年手に入る実績が増えてきています。こちらにガン疾患を持つペットに使われた実績を要約しました。

    オメガ-3脂肪酸
    オメガ-3脂肪酸、エイコサペンタエン酸ならびにドコサヘキサエン酸は、シクロオキシゲナーゼ(酸素添加酵素)による細胞内での自然の抗炎症作用の役目があります。これらの使用については喘息、炎症性腸疾患、関節リウマチなど、人間の疾患においてさまざまな研究がなされています。ガンの患者において脂肪酸が、特に胃腸がんの患者に対しガン悪液質の予防、あるいは逆戻りさせるのに役立つことが実証されています。また研究では、脂肪酸の補充は、手術あるいは放射線治療を受ける人間のガン患者の感染や激しい放射線の副作用を減らす可能性があることを示しています。
    オメガ-3脂肪酸はガンを直接殺せる可能性があり、細胞増殖を減らして血管新生と侵害、プログラム細胞死を増やすことがわかっています。加えて、大腸ガンにかかりやすい人間の患者をガン発生から守ることが示されています。大腸ガン、乳ガン、前立腺ガンの人の併用治療として研究が行なわれています。
    期待できる可能性があるにもかかわらず、ガン疾患の動物におけるオメガ-3脂肪酸サプリメントについての現在の調査は限られています。ある研究が、リンパ腫を持つイヌにおける高いオメガ-脂肪酸含有量のサプリメントの効果について査定しています。食餌療法を受けたイヌのグループで症状の改善が見られましたが、すべての疾患動物に対して見られたわけではありません。重要なのは、脂肪酸の食餌 療法はよい耐用性を示し、疾患動物においてドキソルビシンと薬物動体に影響を与えなかったことです。
    放射線治療を受けるイヌの鼻腔ガン腫における研究では より少ないレベルの炎症性メディエーターが脂肪酸のサプリメントを摂取しているイヌに見られました。効能を定義するには、ガンを患うペットにおけるオメガ3-脂肪酸のサプリメントの効果についてのさらなる調査が必要となります。ガン疾患動物にとっての最適な脂肪酸摂取量はわかっていませんが、ラベルに記されている1回分より多い、体重1キログラムに対して1日およそ100mgが効果の可能性があります。高い摂取量であっても副作用はまれですが、凝血異常、下痢、または魚臭い口臭が起こることがあります。 

    バルプロ酸
    バルプロ酸は短い分枝の脂肪酸で、DNAが硬く曲がりくねるのを防ぐヒストンデアセチラーゼ阻害薬の一つとして、抗てんかんに使われる研究がなされています。これは、特定の化学療法剤がDNAによりアクセスしやすくさせる可能性があります。
    イヌの骨肉腫細胞の予備的な試験管での研究で、ドキソルビシンと相乗的に働いて殺細胞効果を増加させ、イヌを対象とした臨床試験では、ドキソルビシンとの結合時に、より耐性となることが発見されました。化学療法の効能において最良の化学療法の組み合わせとなるよう、さらなる研究が必要とされています。

    雲南白薬
    雲南白薬は、田七人参が主成分と考えられるハーブの調合薬で、流血を遅めたり、止めたりすると考えられており、犬の鼻腫瘍の出血、膀胱腫瘍、血管肉腫、その他のガンに使うよう謳われています。
    動物用医薬品において広く使われているにもかかわらず、公表されている研究は限られており、結果において矛盾があります。試験管での研究では、雲南白薬は血管肉腫細胞を直接殺すことがわかっています。血液凝固の査定をする臨床試験では、TEGを経たイヌの粘膜の出血回数に関しては、治療グループによる違いは見られませんでした。
    ついでに加えると、雲南白薬は連用して使っても非常に安全です。近いうちに、ガンに対する効能の調査の追加報告が発表されることを期待します。

    アイムユニティ
    クラウドマッシュルームまたはターキーテイルなどの名前で知られているカワラタケ(Coriolus versicolor)は、免疫調整と遺伝子調節による細胞周期阻害によってガン細胞を抑制するかもしれないハーブです。いくつかの人間における研究で ほかのガン治療法と組み合わせた場合に延命効果がある可能性を示唆しています。
    アイムユニティを用いた脾血管肉腫を持つイヌにおける無作為の動物用医薬品臨床試験において、イヌ達は脾臓摘出後に、さまざまな成分量を投与されました。その結果、ハーブは良好な耐用性を示しました。最大量投与のイヌは、より長い期間のガン進行を持っていたのにもかかわらず、生存率における違いは見られませんでした。このハーブの適切な投与量と期間、ならびに化学療法との最良の組み合わせについては、さらなる研究が必要となります。

    クルクミン
    クルクミン(ウコン)の有効成分は、試験管の実験で多くの過程において、細胞信号伝達の通り道の抑制を含め、ガン細胞の成長を抑制する働きを示しています。残念ながらクルクミンとその代謝物質は生体利用可能に乏しく、消化管ではほとんど吸収されることはありません。この理由から、スーパーマーケットで購入できる一般医薬品は、臨床的には有効とはいえません。注射タイプの薬が開発され、リポゾーム封入の処方研究も現在進行中です。リポゾーム封入は、クルクミンを濃縮して高い数値で組織、特に肺に送る助けとなります。これは特に初期の移転性の肺がんの治療に対して有効になるかもしれません。有効な新しい処方、用量、そしてガンの反応のさらなる情報が待たれます。

    S-アデノシルメチオニン (SAMe)とオオアザミ
    肝機能は、ビンクリスチン、シクロホスファミド、ドキソルビシンそしてトラセニブ(パラディア)を含む多くの化学療法剤の活性化、あるいは代謝に重要です。いくつかの化学療法剤には直接の肝毒性があり、CCNU(犬消化器型リンパ腫に対する化学療法)は動物腫瘍学の中でもっとも強い肝毒性物質が使われています。CCNUの治療の間、最大84%のイヌの肝酵素の数値が上昇し、7%が肝不全を発症します。
    S-アデノシルメチオニンとシリビンは、オオアザミから採れるもっとも効能のあるフラボノイドで、中毒性肝炎を持つ患者と疾患動物の両方において効き目を示しています。肝障害を誘発する化学療法を受けている人間の患者におけるそれらの役割についての研究は限られていますが、肝酵素の上昇を減らし、患者が化学療法を予定どおりに受ける手助けとなっています。
    S-アデノシルメチオニンとシリビンの可能性を調べるために、獣医学におけるガン疾患動物に対する研究は行なわれました。デナマリン(S-アデノシルメチオニンとシリビンの両方を含む)の無作為臨床試験において、CCNUを処方されたイヌではサプリメントを摂取していないイヌと比較して、あらゆる肝臓数値が顕著に高かったと査定しています。また、デナマリンを摂取しているイヌでは投薬治療を終える傾向がより多く出ています。これらの結果は、肝臓細胞障害が起こる可能性のある化学療法を受ける患者をサポートするために、安全性にすぐれたデナマリンがよい選択肢となることを裏付けています。

    禁忌
    処方を書くとき重要なのは、ハーブまたはサプリメントに禁忌症状があるかなど、個々の疾患動物への考えられる影響を考慮することです。例えば、いくつかのハーブにはエストロゲンの特性があるため、乳ガンや卵巣ガンに影響を与えることがあります。大豆製品、フラックスシードオイル、ブラック・コホッシュなどがその一例です。
    ハーブの中には血小板凝集作用を持つものもあり、これから手術を受ける動物や、血小板板が減少している動物には禁忌です。このようなハーブには、ニンニク、ジンセンなどがあります。
    また急性放射線毒を増加させる光感作薬となるハーブもあります。例えば、セイヨウオドリギソウ(セント・ジョーンズ・ワート)や椎茸などです。
    エキネシア(エキナセア)には刺激性があるため、リンパ腫と免疫抑制の薬を服用している疾患動物に対して避けるべきです。またサメの軟骨は血管形成を抑制する可能性があるため、手術を受ける動物、あるいは高カルシウム血症の動物に対して禁忌となる可能性があります。

    潜在的な相互作用
    薬と同じく、ハーブ系サプリメントは薬やほかのサプリメントと相互に影響し合うことがあり、チトクロームP450酵素あるいは薬物分布や代謝を請け負っているP糖たんぱく質ポンプに影響することで多くの相互作用が起こります。注意が必要なのは、セイヨウオドリギソウ(セント・ジョーンズ・ワート)、ジンセン(雲南白薬を含む)、ニンニク、銀杏そしてエキネシアです。研究によると、これらは化学療法薬の代謝の1つ以上に影響を及ぼすことがわかっています。
    ハーブ系サプリメントには抗酸化性質が含まれていることがあり、化学療法または放射線療法でのガン治療に影響を与える可能性があります。ニンニク、ブドウ種子エキス、ビタミンEとC、ジンセン類、そしてアカツメクサは、抗酸化性質を持つハーブです。活性酸素の負の効果についてはよく知られていますが、この効果がガン治療に必要とされることがあります。放射線治療は、フリーラジカルがDNAを損傷させることで細胞死を引き起こしますが、これなくしては放射線治療の効果はあらわれません。また化学治療剤の中には、ガン細胞を殺す機序の一部として、フリーラジカルまたは酸化作用を持つものもあります。
    人間の臨床現場において、抗酸化物と化学治療による相互作用についての研究が行なわれましたが、その関係性を判断するのは容易ではありませんでした。なぜなら、抗酸化物質の使用用量と期間が異なることと、一度に複数の抗酸化物質を投与する行為を頻繁に行なったからです。その結果、化学療法における抗酸化物質の併用は、依然として人間薬において論議の的となっています。
    人間における放射線治療に対する抗酸化物質の使用に関する有力な証拠があります。人間の頭部と頚部のガンに対する複数の無作為な臨床試験において、ビタミンAとEを摂取している患者の高い再発率と死亡率が示されました。
    動物に関する直接的な推奨ガイドラインはありませんが、抗酸化物系サプリメントをガン治療とともに使う場合は注意が必要です。

    キャサリン スコルプスキ獣医はカリフォルニア大学、デイビス獣医学校の臨床医学腫瘍学の準教授です。