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  • 2015年03月17日

  • ペットの心臓病治療は早期発見が重要


  • コラム出典: Early Detection Important for Treating Pet’s Heart Disease http://vetmed.illinois.edu/pet_column/early-detection-important-treating-pets-heart-disease/#sthash.3VeGcPaZ.dpuf


    アーバナにあるイリノイ獣医教育大学の心臓専門獣医であるライアン・フリーズ医師によると、ペットの心臓病の原因、症状、診断、治療は多岐にわたっているとのこと。

    「動物が生まれながらに持っている先天性の心臓病は、時として心不全を引き起こすことがあります。しかし幸いなことに、問題を発見し、外科的に正しく治療すれば比較的普通の生活を送ることができます」とフリーズ医師。

    心臓病は、心臓の筋肉や弁など、心臓の一部分の働きが不適切になると起こり、また病気により心臓が体の需要について行けなくなると心不全になります。さらに心臓の左右いずれかが機能しなくなった場合は、心臓、肺、胃など、体のあらゆる部分で血液の滞留や液体貯留を引き起こす原因となります。

    またフリーズ医師は「血統や品種によっては、遺伝的に特定の心臓病にかかりやすい傾向にあります」と説明しています。

    「心臓の弁がしっかり閉じない状態を変性弁膜症といいますが、犬の30%以上が患い、心臓病の原因の大部分を占めていると推測されており、一部の小型種では特に発症しやすいようです。ミニチュアプードルのカバリエ・キング・チャールズ・スパニエル、およびヨークシャテリアでは中年以降によく変性弁膜症がみられます」とフリーズ医師は語ります。

    ドーベルマンなどの大型種は、心臓が弱まり、そして肥大する拡張型心筋症にかかりやすい傾向にあります。また猫は、心臓が肥厚してうまく働かなくなる肥大性心筋症によくかかります。

    それでは、飼い主は一体どのようにしてペットの心臓病を知ればいいのでしょうか?まずクッシング症、呼吸困難、失神、またほかの呼吸障害は、心臓病の徴候と言えるでしょう。

    さらにフリーズ医師は、「例えば車に乗りたがらないなどの小さな行動の変化や、いつもよりもほんの少しだけ活動的でなくなるなど、時として行動がいつもと異なることがあります」と言います。

    幸いなことに、獣医の診察では毎回心臓病の検査をしてもらえます。腹水、膨満、脈拍異常は、定期健診でも見つけることができる心臓障害の徴候です。

    「いちばん有効な検査器具は聴診器です。雑音や不整脈が聞こえた場合は、胸部レントゲンで心臓の大きさや肺に水が溜まっているかどうかを確認したり、心電図で心拍を調べるなどの検査を行なうでしょう」とフリーズ医師。

    心臓病を患うペットに対しては血圧測定も行ないます。なぜなら、血圧の亢進は心臓の状態を悪くする原因となるからです。

    心臓の超音波検査である心エコー図は、心臓専門獣医が心臓に問題があるかどうかを調べるほかに、特定の病気を診断するために心臓の拍動を確認する検査です。

    病状により心臓病の管理をします。ペットが無症候である場合は治療は行なわず、状態観察にとどまるでしょう。

    フリーズ医師は、「残念ながら、ペットがなぜ無症候から心不全に症状が推移するかについてはよくわかっていません」と言います。

    余分な水分を体外に排出し、血液循環における心臓の負担を減らすために利尿薬のフロセミドが処方されます。ACE(アンジオテンシン転換酵素)阻害薬も、心不全により活性化されるホルモンやバイオマーカーを改善することで心臓の負担を軽くします。

    「ピモベンダンは獣医心臓学の分野では比較的新しい薬で、心臓のポンプ機能をより強め、体がより効率的に血液を運ぶ手助けをします。これは、心不全管理の将来にとって大きな一歩です」とフリーズ医師は語ります。

    飼い主がペットを心不全から護るためにできるいちばん重要なことは、早めに診察を受けさせることです。

    「毎年1回、ペットが年老いている場合はそれ以上の頻度で、獣医による心臓組織の測定を受けさせてください」とフリーズ医師。「早めに治療をすればするほど、ペットはより長く、そしてより健康的な生活を送れる機会が増えるのです」。

    心臓病に関してさらに詳しく知りたい場合は、行きつけの獣医にお尋ねください。