商品紹介 :
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【レベンタご注文に関するご注意】
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レベンタは、中型から大型のイヌに多く発症する傾向のある甲状腺機能低下症の治療薬です。
甲状腺機能低下症とは、全身の細胞の新陳代謝を促進し、身体組織を活発化する作用のある甲状腺ホルモンの分泌が減少した状態です。ゴールデン・レトリーバーやシェトランド・シープドッグ、ドーベルマン、ダックス、柴犬といった中型から大型のイヌに多く発症する傾向があり、活動力の低下や食欲増加を伴わない体重の増加、皮膚や被毛の乾燥や脱毛などの症状が発現します。
しかし中高齢になってからの発症が多く、また目立った症状が「活動性の低下」であることから、単なる老化現象として見過ごされてしまうことも決して少なくなく、未治療のまま放置されて寿命を縮めてしまうこともあるとされています。
この甲状腺機能低下症は、イヌ免疫細胞が甲状腺組織を攻撃して破壊してしまう自己免疫疾患や、原因不明の特発性甲状腺委縮によって引き起こされることがほとんどであるとされています。しかしこれらの誘発要因に関しては詳しい原因が解明されておらず、また症状が現れた時点では甲状腺の75%以上が破壊されていることから、今のところ甲状腺機能を予防する方法や完治させる療法はありません。しかし、低下しているホルモンを補充することによって症状を改善し、良好な状態を維持することが可能であることから、対症療法としてのホルモン補充療法が行なわれます。
このホルモン補充療法に用いられているのが、甲状腺ホルモンのT4(サイロニン)を人工的に合成したT4製剤(レボチロキシンナトリウム)です。投与後、血中タンパクとの結合力が強く、長時間血中に滞在して継続的に生理活性作用を発揮するT3(トリヨ-ドサイロシン)に変換されることによって、安定したホルモン値を長期間維持する効果があるとされています。
これまでは動物用のT4製剤が存在しなかったため、人間用の薬剤が使用されていましたが、人間用薬剤は1回に投与する錠剤数が多く、また1日2回の投与を生涯にわたって続ける必要があるため、その投薬はイヌと飼い主の両方にとって大きな負担となっていました。
この負担を大幅に改善したのがイヌ用の甲状腺機能低下症治療薬であるレベンタです。有効成分となるレボチロキシンナトリウムが高濃度で凝縮されているため1回の投与量が少量で済み、かつ持続性があるために1日1回の投与で効果が長期間続きます。また、液状なのでエサに回しかけて投与することも可能で、その効果の高さだけでなく、投与の手軽さにおいて飼い主、そして獣医師の間で高く評価されています。
使用方法 :
※下記の使用量はレベンタの使用のガイドラインです。適量に関しては獣医師の指示に基づいた量を使用するようにしてください。
犬の体重(kg):レベンタの投与量(mL)[レボチロキシン投与量(μg)/1kg]
5kg:0.05mlL [10μg]:0.10mL [20μg]:0.15mL [30μg]:0.20mL [40μg]
10kg:0.10mlL [10μg]:0.20mL [20μg]:0.30mL [30μg]:0.40mL [40μg]
15kg:0.15mlL [10μg]:0.30mL [20μg]:0.45mL [30μg]:0.60mL [40μg]
20kg:0.20mlL [10μg]:0.40mL [20μg]:0.60mL [30μg]:0.80mL [40μg]
25kg:0.25mlL [10μg]:0.50mL [20μg]:0.75mL [30μg]:1.00mL [40μg]
30kg:0.30mlL [10μg]:0.60mL [20μg]:0.90mL [30μg]:1.20mL [40μg]
35kg:0.35mlL [10μg]:0.70mL [20μg]:1.05mL [30μg]:1.40mL [40μg]
40kg:0.40mlL [10μg]:0.80mL [20μg]:1.20mL [30μg]:1.60mL [40μg]
45kg:0.45mlL [10μg]:0.90mL [20μg]:1.35mL [30μg]:1.80mL [40μg]
50kg:0.50mlL [10μg]:1.00mL [20μg]:1.50mL [30μg]:2.00mL [40μg]
・体重が50kg以上の犬の投与量は体重を元に上記と同様の方法で計算してください。
- この薬の説明書(日本語訳)はこちら
- レベンタ®
1mg/ml犬用経口液
1. 医薬品市販承認取得者と前者と異なる場合の出荷管理責任者としての医薬品製造承認取者の名称、および所在地
イギリスにおける医薬品市販承認取得者
Intervet UK Ltd.
Walton Manor, Walton
Milton Keynes
MK7 7AJ
北アイルランドにおける医薬品市販承認取得者
Intervet Ireland Ltd.
Magna Drive
Magna Business Park
Citywest Road
Dublin 24
出荷管理責任者としての医薬品製造承認取者(市販販売承認取得者と異なる場合)
Intervet Productions
Rue de Lyons
27460 Igoville
France
2. 動物用医薬品の商品名
レベンタ®1mg/ml犬用経口液
3. 有効成分、および他の成分に関する表記
1ml中に、レボチロキシンナトリウム(多水和物として)1mg(レボチロキシン0.97mgに相当)を含有する。
抗微生物性防腐剤:エタノール15%v/v
わずかに赤みがかった透明の経口液
4. 適応
犬の甲状腺機能低下症の治療
5. 使用禁忌
甲状腺機能亢進症や未治療の副腎皮質機能低下症の犬への使用は禁忌とされています。
レボチロキシンナトリウムやレベンタに使用されている添加物などに過敏症の犬へは使用しないでください。
6. 副作用
レボチロキシンナトリウムによる治療に関連した副作用は、基本的に過剰摂取による甲状腺機能亢進症の症状と同様です。具体的には体重減少、活動亢進、心拍数増加、頻尿、食欲増加、嘔吐、そして下痢などが挙げられます。一過性の、そして自然治癒する軽度から中度の鱗屑などの皮膚症状が見られることもあります。
使用により重度の副作用や、この使用説明書に含まれていない副作用が発現した場合には、速やかに獣医師に報告するようにしてください。
適応対象となる品種
犬
使用量、および使用方法
経口投与に限ります。
レボチロキシンによる甲状腺ホルモン補充療法は、投与量および投与回数を個々の犬の症状に応じて決定します。一般的な推奨使用開始量として、体重1kgにつきレボチロキシン20μg(体重10kgにつき0.2mL)を1日1回投与します。投与量は使用開始から4週間後の症状、およびレベンタの投与から4-6時間後の甲状腺ホルモン濃度の測定値に基づいて適宜増減します。また必要であれば引き続きホルモン値の測定と投与量の調整を4週間間隔で実施します。
維持療法として、体重1kgにつき10-40μgを1日1回投与によって、大抵の場合は症状の維持が可能であるとされています。それぞれの犬に適切な投与量は獣医師によって決められます。投与量と犬の体重に基づく1日1回のレベンタの投与量(mL)は、下記の表を目安とすることができます。
犬の体重(kg):レベンタの投与量(mL)[レボチロキシン投与量(μg)/1kg]
5kg:0.05mlL [10μg]:0.10mL [20μg]:0.15mL [30μg]:0.20mL [40μg]
10kg:0.10mlL [10μg]:0.20mL [20μg]:0.30mL [30μg]:0.40mL [40μg]
15kg:0.15mlL [10μg]:0.30mL [20μg]:0.45mL [30μg]:0.60mL [40μg]
20kg:0.20mlL [10μg]:0.40mL [20μg]:0.60mL [30μg]:0.80mL [40μg]
25kg:0.25mlL [10μg]:0.50mL [20μg]:0.75mL [30μg]:1.00mL [40μg]
30kg:0.30mlL [10μg]:0.60mL [20μg]:0.90mL [30μg]:1.20mL [40μg]
35kg:0.35mlL [10μg]:0.70mL [20μg]:1.05mL [30μg]:1.40mL [40μg]
40kg:0.40mlL [10μg]:0.80mL [20μg]:1.20mL [30μg]:1.60mL [40μg]
45kg:0.45mlL [10μg]:0.90mL [20μg]:1.35mL [30μg]:1.80mL [40μg]
50kg:0.50mlL [10μg]:1.00mL [20μg]:1.50mL [30μg]:2.00mL [40μg]
体重が50kg以上の犬の投与量は、体重を元に上記と同様の方法で計算してください。
適切とされる投与量と投与回数が決定された後でも、6ヵ月間隔で甲状腺ホルモン値の測定を実施することが推奨されています。
活動低下などの新陳代謝の面における症状の改善は、通常レベンタの使用開始から2週間以内に見られるとされていますが、皮膚や被毛の状態の改善には6週間以上を要することもあります。
適切に投与するためのポイント
レベンタは毎日同じ時間に投与するようにしてください。レボチロキシンの吸収は食事によって影響されます。従ってレボチロキシンの投与は食事よりも2-3時間前に行なうことが好ましいとされています。食事の2-3時間前に投与できない場合には、与えるエサの種類と量を特定する必要があります。
・シリンジの使用方法:
ボトルを開封します。計量用のシリンジの先をボトルの開封口に軽く押し込んで取り付けます。シリンジをボトルに取り付けた状態でボトルをさかさまにし、ピストンの先が適量の目盛り、あるいは体重に一致するまでピストンを引いて計量します。ボトルを元の位置に戻し、シリンジをボトルから取り外します。投与後にシリンジを清潔な流水でよく洗い、自然乾燥させます。(図・参照)
10. 退薬期間
対象外
11. 保管に関する特別な注意
子供の手が届かず、また子供の目につかない場所で保管してください。
動物の治療用途でのみご使用ください。
冷蔵庫(+2℃から+8℃)に入れて保管してください。内容物をほかの容器に入れ替えたりせず、そのままの状態で保管してください。
開封後は6ヵ月以内に使用するようにしてください。
ラベルに記載されている使用期限を超過したものは使用しないでください。
特別な注意事項
心疾患、糖尿病、そして副腎皮質機能低下症の治療を受けている犬へのレベンタの使用は慎重に行なってください。使用する犬がこれらの疾患に該当する場合には、通常量の25%を投与することから開始し、症状の改善が認められるまで2週間ごとに25%ずつ増量してください。
甲状腺機能低下症の診断は、必要な検査結果によって確定する必要があります。
妊娠中、授乳中の雌犬、そして繁殖用の犬への使用における安全性は確立されていません。妊娠中の犬に使用する場合、妊娠期と授乳期では投与量を変更する必要が生じる可能性があるため、産後数週間が経過するまで定期的な検査を実施するようにしてください。
・ほかの薬との併用
レボチロキシンの吸収が、アルミニウム塩やマグネシウム塩、炭酸カルシウム、硫酸第一鉄などの制酸剤との併用によって低下させられる可能性があります。そのため、これらの化合物とレベンタを同時に使用することは避け、併用する場合は最低でも2時間の間隔をあけるようにしてください。
レベンタの効果は、甲状腺ホルモンの代謝や排泄に影響を与える化合物(タンパク結合部位を変化させる作用のある薬、血清中のチロシンと結合しているグロブリンの濃度を調整する作用のある薬、肝臓のチロシンを分解する能力や末梢のチロシンをトリヨ-ドチロニンに変換する能力を変化させる作用のある薬など)によって影響を受ける可能性があります。そのため、これらの薬剤との併用する場合には、甲状腺ホルモンの濃度が適正であるかどうかを再確認し、必要に応じてレベンタの使用量を調整することが推奨されています。
また逆に、レボチロキシン補充療法によって同時に行われているほかの治療薬の薬理動態や薬理作用が影響を受けることもあります。インスリンの投与を必要としている糖尿病の犬においては、レボチロキシン補充療法がインスリンの作用に影響を与える可能性があります。また心不全の犬においては、強心性配糖体の作用がレボチロキシン補充療法によって減弱させられる可能性があります。したがって上記のような薬剤を使用している犬に対してレボチロキシンによる治療を開始する場合には、使用開始後犬の容態を慎重に観察する必要があります。
また、レベンタによる治療を受ける前、あるいは治療中にほかの薬剤の使用が必要となる場合には、獣医師に報告してください。
・過剰摂取
レボチロキシンの過剰摂取による症状として、体重減少、活動亢進、頻脈、喉の渇き、頻尿、食欲増加、下痢といった症状が見られます。通常これらの症状は軽度で、回復させることが可能な症状となっています。過剰摂取によって血液検査の結果に影響が出る可能性があります。詳細については獣医師に確認して下さい。
・使用における注意
誤飲してしまった場合には速やかに医療機関の診察を受け、レベンタに添付されているラベルや使用説明書を担当医に見せるようにしてください。
注意:この商品は高濃度のレボチロキシンナトリウムを含んでいるため、人間が誤飲した場合には危険な状態に陥る可能性があります。
使用後は手をよく洗浄してください。
目に入った場合は、流水でよく洗い流してください。
13. 使用後、あるいは未使用の製品、また残った内容物の処理に関する注意事項
残った薬の処分については獣医師に相談してください。処分する際は、環境に影響を与えないようにして処分する必要があります。未使用の動物用医薬品や使用後のごみに関しては、自治体の条例に従って適切な方法で処分してください。
14. この使用説明書の内容が承認された日付
2008年2月
15. その他の情報
販売形態:
30mLのボトル1本と、1mLが計量できる経口投与用のシリンジが1本紙箱に入っています。
30mLのボトル6本と、1mLが計量できる経口投与用のシリンジが6本紙箱に入っています。
30mLのボトル12本と、1mLが計量できる経口投与用のシリンジが12本紙箱に入っています。
上記すべてが販売されていない場合があります。
この動物用医薬品に関する質問などに関しては、地域の医薬品販売承認者にお問い合わせください。
イギリス:Vm 1708/4527 POM-V獣医師の処方によってのみ提供
アイルランド:VPA 10996/199/001 POM 処方箋
INTERVET
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