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- 2014年08月05日
一般的な鳥の健康状態
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コラム出典: Common Bird Health Conditions
http://www.pethealthinfo.org.uk/common-bird-health-conditions
これからお話することは専門家の代理としてではなく、あなたが獣医から言われたことを補足し、思い出させることが目的です。
もしペットの健康についてほかに質問がある場合や、ここに載っている以外の問題に関して質問がある場合は、獣医に問い合わせてください。もちろん、ペットの状態がよくない場合は獣医の診断を受けてください。
ハジラミ
ハジラミに感染すると、シラミが羽を食べてしまうため見た目がみすぼらしくなり、またかゆみのために睡眠が不足することもあります。もしハジラミに感染したと思われる場合は、ただちに獣医に診てもらってください。
ビタミン欠乏症
エサとしてタネだけしか与えていない鳥にみられる一般的な症状はビタミン欠乏症です。鳥はしばしば食べ物に対して選り好みをします(鳥にとって有益かどうかではなく、食べたいタネだけを選んで食べます)が、この行為はビタミンAの不足を招きます。ビタミンAは成長や身体の組織の修正、視覚や聴覚に欠かせない大切なビタミンです。症状としては口腔内の白斑、鼻や目からの分泌物、羽色不良、気分の落ち込みなどから、食欲減退、下痢、くしゃみなどが起こります。もしペットの鳥がビタミン欠乏症にかかっていると思った場合は、すぐに獣医の診断を受けさせてください。またビタミン欠乏症を防ぐために、獣医やペットショップ、ブリーダーに話を聞くのもいいでしょう。
ダニ
・アカムシ(ワクモ)
羽毛ダニとしても知られているアカムシは夜行性です。そのため、ダニが鳥カゴの隙間や備品、周囲に隠れていて鳥に寄生した場合は、夜に休むことができずに日中に眠るようになります。羽毛ダニに対する処置は、鳥ではなく鳥カゴおよびその周囲に行ないます。
・気嚢ダニ
気嚢ダニは呼吸器系全体に影響を与えます。軽度の感染では症状が出ないことがほとんどですが、重度になるとくしゃみ、テイル・ボッビング(鳥が呼吸する動作)、きしり音、口を開けての呼吸、などが見られます。
・ウロコ状顔/脚ダニ(トリヒゼンダニ)
トリヒゼンダニによる症状は、鳥の種類によって異なります。セキセイインコの場合は口の中やくちばし、まぶたに小穴のあいた白いかさぶたができ、ほかの鳥では脚の先の表面に長くてすべすべしたかさぶたができます。
もし鳥がダニに感染していると思われる場合は、すぐに獣医の診断を受けさせてください。
毒素
・PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)中毒
PTFE中毒は、一般にはテフロン中毒としてよく知られています。焦げ付き防止加工がされた調理器具が過熱し、毒ガスが発生することで鳥に影響を与える中毒で、重篤な水腫性肺炎の原因にもなります。もし鳥が曝露したと思われる場合はすぐに新鮮な空気の場所に置き、医師に相談してください。
・チョコレート中毒
メチルキサンチンアルカロイドの過剰摂取によって起こります。最初に見られる症状としては、嘔吐および中枢神経系統が影響を受けることによる下痢で、発作を引き起こします。
・食塩中毒
鳥のエサに多量の塩分が含まれることで起こります。脳腫脹を引き起こすことがあり、場合によっては死に至ることもあります。
・重金属中毒
重金属中毒の場合、どの種類の金属による中毒かによって症状が異なります。一般的な症状は下痢、よろめき、酩酊様状態、まひ状態、失明、嘔吐、うつ状態、けいれん、発作などです。家の中が安全であり、鳥にとって毒性のあるものに鳥を近付けない環境であることが大切です。
・ニコチン
鳥の呼吸器に炎症を起こす原因は、鳥の近くで喫煙することだけではありません。もしあなたのタバコを奪おうとするときは注意してください。ニコチンは毒なので、万が一、食べてしまった場合は中毒を起こします。
もし鳥が中毒にかかったと思われる場合は、ただちに獣医の診断を受けさせてください。
蠕虫
・回虫
回虫は、鳥小屋や鳥カゴで飼われている鳥によく見られます。卵は感染した鳥の糞の中に紛れ、下に落ちたエサをつつくことで別の鳥の体内に入り込みます。回虫は衰弱や下痢を引き起こし、場合によっては皮膚を通して腸に輪状の盛り上がりを感じることができます。軽感染では、回虫が毒性のある物質を鳥の体内に放出するため問題を引き起こし、また重度感染の場合は腸にさらなる問題を引き起こすことがあります。
・条虫
条虫は宿主の食べ物から栄養を吸い取るために、鳥の体重減少の原因になります。重度の感染では腸閉塞を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。
・開嘴虫
鳥カゴで飼われている鳥では、開嘴虫はほとんど見られません。開嘴虫は器官に付着する小さなアカムシで、感染した鳥は口を大きく開き、息を吸うためにあえぐことからこの名前がつきました。
もし鳥が蠕虫に感染したと思われる場合は、ただちに獣医の診断を受けさせてください。
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