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  • 2013年12月05日

  • 光るもの


  • コラム出典: Stanley’s QuakerVille
    http://www.quakerville.com/qic/glitters.asp


    テレサ・ジョーダン作

    私の知っている鳥のほとんどは、キラキラと光るものをかじるのが好きです。私たちが身に着けている宝石類はまさに鳥たちが標的とするもののひとつでしょう。なぜ鳥たちは私たちがイヤリングを取り除かない限り静かに体に止まっていることができず、またブレスレットや時計をかじった上に、ネックレスまでをデザートとしてかじるのでしょうか?

    宝石類は鳥たちにとって安全なものではありません。中には鉛を含んでいるものもあります。鉛中毒は人間にとっても重篤な症状を引き起こしたり、場合によっては致命的な中毒症にもなりかねません。同様に鳥の命を奪うものにもなるでしょう。金属に関する専門書のすべてにおいて、人体における鉛の蓄積と中毒症は警告として記載されています。これは鳥にも当てはまることです。

    一般的に「コスチュームジュエリー」や「イミテーションジュエリー」と呼ばれているものには多量の鉛が使用されています。では何が鳥にとって安全なものと言えるのでしょうか?鉄、鋼、銅、青銅、真ちゅう、ニッケル、ブリキ、金、銀などは有害な金属ではありません。危険なものは、ほとんどのイミテーションジュエリーに使用されている鉛と「ポット・メタル」と呼ばれるブリキと鉛の合金、そして錫(すず)と鉛の合金である「ホワイト・メタル」です。これらの金属は安価であるため想像できるすべてのものの鋳込成形に使用されています。

    ポット・メタルとは鍋の中で溶けたブリキとアンチモン、そして鉛が混ざったような物質です。この物質が型に流し込まれてイミテーションジュエリーや小さいメタルパーツが作られた後、メッキされたり着色されます。こうして出来上がった製品は金や銀のように見えるため、実際にどの金属が使用されているかを知ることはほぼ不可能です。ですから私のアドバイスは、あなたが判別できない金属を鳥にかじらせるようなことはしない、ということです。また金属の種類を勝手に思い込まないでください。リスクを冒してはいけません。このことであなたの鳥を危険から守ることができます。
    以下に記載するものは鉛を含んでいる可能性があります。これ以外にもあなた自身で追加できるものもあるはずです。

    ・ベルトのバックル
    ・チェーンベルト
    ・イミテーションジュエリーのすべて
    ・ブックエンドや写真立てに使用されている金属でできた装飾部
    ・キーホルダーの飾り
    ・ランプ頂部の装飾
    ・ワインのコルクの周りにある鉛のホイル・シール
    ・つり糸につける重り
    ・ライノタイプ(自動鋳植機の活字)
    ・金属でできたネックレスのビーズや装飾部
    ・ピュータ小立像(金属製の小さいフィギュア/装飾品)
    ・メモリアルスプーンの装飾部
    ・ステンドグラス・ランプ(鉛砕ガラスとも呼ばれる)
    ・ステンドグラス・サンキャッチャー(窓のそばに吊り下げるステンドグラスの小さなオーナメント)
    ・「鉛」の兵隊
    ・クリスマスデコレーション