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  • 2014年04月23日

  • 家族にぴったり合ったペット用の鳥の選び方


  • コラム出典: Selecting the Right Pet Bird for Your Family
    http://vetmed.illinois.edu/petcolumns/petcols_article_page.php?PETCOLID=2428&URL=0


    ペット用の鳥はたくさんの種類があるため、その選択は飼い主にとって簡単なことではありません。また鳥をペットとして飼うことは大きな責任を負うことでもあります。どんな鳥が家族にいちばんぴったりなのか、あなたはどのように決めますか?

    アーバナにあるイリノイ大学獣医学部付属病院の獣医であり、イリノイ州唯一の有資格鳥類医であるケネス・ウェール医師は、鳥を飼う前に考慮すべきいくつかの項目を教えてくれました。

    大きな鳥は長生きで、お金がかかるということをほとんどの人が知りません。「その多くは基本的に野生種で、環境、栄養、社会的な必要性を満足させることはとても厄介なことなのです」と、ケネス・ウェール医師は言います。フィンチ(小鳥)の寿命は3-5年ですが、コンゴウインコやコカトゥー(オウム)では60-80年も生きることがあります。また小鳥用のカゴが20-30米ドルで買えるのに対し、良質の大型鳥用のカゴは場合によっては1000米ドル以上かかります。

    鳥を選ぶ際には、世話に費やす時間も考慮する必要があります。大型の鳥は小さな鳥と比べて発達が遅めであるため、行動上の問題が起こりやすくなっています。特にコンゴウインコやコカトゥーにおいては多くの精神的な刺激やおもちゃが必要になります。彼らは頻繁に相手をしないとすぐに退屈してしまいますし、また扱いが不適当であったり、過剰に触れたり体をすり寄せたりすることで、人間が大型鳥の行動問題の原因に関係することもあります。

    セキセイインコやオカメインコについては、頻繁に相手をされないことによる行動上の問題の発展は少ないように思えます。しかしこのことは社会化の必要性が少ないことを意味するのではなく、ただ単に目立たないだけなのです。

    身体の大きさは、その種がうまく家族の一員になれるかどうかを示すものではなく、またフィンチのような小鳥は、コンゴウインコやコカトゥーなどの大きな鳥を飼うための「足がかり」ではありません。

    ウェール医師は、「大きな鳥を飼いたいと思っている人は、実際に飼えるかどうかを試すためにも一度バードレスキューでボランティアをしてみて、彼らを扱うということはどんなことか学ぶべきだと思います」と言います。ボランティアを通じて広い視野から鳥について知ることができ、また直接経験することによって興味がわいてくる種類が見えてくるはずです。

    もし家族が鳥を飼おうとし、また鳥にお金をかけようとしていたら、その見返りは挑戦よりもはるかに重いものとなるでしょう。セキセイインコからオカメインコ、コニュア、コンゴウインコまで、この中からまさに理想の一羽があなたの家族の一員になれるのを待っています!

    ペットの鳥について質問などがある場合は、地元の獣医師にお尋ねください。