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  • 2015年08月25日

  • 技術の進歩が獣医学に影響を与える


  • コラム出典: Advances in Technology Impact Veterinary Medicine
    http://vetmed.illinois.edu/petcolumns/petcols_article_page.php?PETCOLID=2565&URL=0


    3Dプリントという言葉を聞いたことがありますか?これはコンピュータの操作によってデジタルモデルから3次元の個体を作り出す方法で、建築、ファッション、航空宇宙エンジニアリング、医療など多くの分野で利用されています。イリノイ大学アーバナ校教育病院の獣医放射線科技師であるステファン・ジョスリン医師は、獣医学分野における立体プリンター(または“ラピッド・プロトタイピング”)の応用についてこう語ってくれました。

    3Dプリントは立体プリンターにより3D物体を作るプロセスで、液体紫外線樹脂と紫外線レーザーが層を築いていくように、一層ずつ対象物が作られていきます。レーザーが模様を彫り、さらに層を矯正し、固めます。こうして物体が完成するのです。

    この方法で、CTスキャン(コンピュータ断層撮影)から動物の骨のモデルをプリントすることが可能になります。ジョスリン医師によると、CTスキャンで撮影した映像を使い、軟部組織構造とは違うイメージで骨を区分けしていくそうです。

    望みどおりの骨の構造をはっきり描けたら、現像所へ送ります。現像所では3Dプリンターを使用してその構造物を作り、プリントした骨を獣医に送ります。3Dプリントは骨のプリント以外にも、血管をはじめ筋肉やほかの臓器などの再建にも利用することができます。

    獣医学業界でこの技術を利用する利点は一体何なのでしょう?

    「3Dプリントを使用すれば、生きた患者の手術をする前に外科医が手術の練習をすることができるのです」と語るのはジョスリン医師。「組織の複製をいくつでもプリントすることもできます。さらに手術の計画や可視化などのほか、立体模型を利用した飼い主や獣医への教育に対してもとても役に立ちます」。

    1980年代に3Dプリントが最初に紹介されて以来、当時ほど値段が高くなくなってきているため、模型を作るコスト効率もよくなっています。

    技術は毎日進歩し、そして未来の医療および獣医学界における3Dプリントの影響は無限です。

    「おそらく10年以内には、その人に合わせたインプラントをプリントできる3Dプリンターがすべての専門病院に設置されることになるでしょう。そして整形外科の獣医は、常にこの技術を利用するようになるのです」とジョスリン医師は暗示しています。

    現在ジョスリン医師と彼の研究室では、動物の骨に適した素材を見つけるべく、さまざまな材料を使ってプリントの検証作業をしているところです。さらに、現像所に送る前に画像をより簡単に最適化するためのCT設定についても検討しています。

    3Dプリントに関する詳細を知りたい場合は、放射線獣医またはこの技術に精通している外科医にお尋ねください。