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  • 2014年09月16日

  • 犬と猫のためのコアワクチン


  • コラム出典:Core Vaccines for Dogs and Cats
    http://vetmed.illinois.edu/petcolumns/petcols_article_page.php?PETCOLID=2575&URL=0


    8月はアメリカ疾病予防センターにより「国際予防接種認識月間」に定められています。ワクチンは人間の健康のためだけでなく、ペットにとっても重要なのです!

    「犬や猫が接触感染症にかからないためにも、定期的にワクチン接種を受けさせるべきです」と語るのは、イリノイ獣医教育病院アーバナ校の獣医であるゲリー・ブランメット医師。「だからと言って、犬や猫に必要なあらゆるワクチンを接種するという意味ではありません」。

    ペットのライフスタイル(屋外飼い、屋内飼い、または両方)、ほかの動物との接触、地理、そのほかの要素などを考慮する以外に、あなたのペットの曝露の危険性、病気の深刻さ、動物から人間に伝染する病気の潜在性などに基づいて、担当獣医があなたのペットに適していると考える”ワクチン”を勧めます。

    「イリノイ獣医教育病院では、狂犬病、ジステンパー、パルボウイルスそしてレプトスピラの予防のために、すべての犬にワクチン接種をしています」と、ブランメット医師。

    狂犬病は命にかかわる可能性のあるウイルスで、感染した野生動物(スカンク、こうもり、アライグマ、キツネ)や、これらの動物の唾液を通じて感染した飼い猫や飼い犬に噛まれることで拡大します。このウイルスの標的は神経で、中枢神経を経由して脳に到達します。イリノイ州では狂犬病のワクチン接種が法律で義務付けられており、ワクチン接種を受けていない人間を噛む可能性のあるペットは隔離されるか、または安楽死させられることになります。

    ジステンパーは犬と猫に感染する別のウイルスで、一般に猫においては「猫汎白血球減少ウイルス」と呼ばれています。犬では咳、くしゃみ、鼻や目からの粘稠な粘液、また猫では気分の落ち込み、食欲不振、嘔吐、発熱などの兆候が見られます。このウイルス性疾患はほとんどの場合、犬と猫の両方において接触感染で、致死性です。

    パルボウイルスは概してワクチン接種を受けていない若い犬(6週から6ヵ月齢)にみられます。このウイルスは胃腸器官の急速分裂細胞を標的とするだけではなく、動物の白血球細胞にも襲いかかります。胃腸細胞の粘膜細胞の破壊は、吸収不良によるおびただしい下痢をもたらすことになります。

    レプトスピラ症は主に動物にみられる細菌性疾患ですが人に感染することもあり、世界中でごくありふれた人獣共通感染症です。細菌を含む尿で汚染された水によって感染し、一般的な症状としては腎臓への障害で、細菌は尿中に入り込みます。

    ブランメット医師は「犬によってはボルデテラのワクチン接種が必要でしょうし、また犬のライフスタイルによってはライム病のワクチン接種を受けさせたほうがいいかもしれません」と言います。

    ボルデテラは俗に言う「ケンネルコフ」で、犬の上気道に定着するバクテリアです。ペットホテルに預ける予定のある犬は、ワクチン接種を受けさせてください。

    ライム病は、犬、猫そして人間もかかる細菌性疾患で、一般的にはシカダニに噛まれることで感染します。木や背の高い草が生い茂る場所など、大量のダニが生息している場所によく足を踏み入れる犬はライム病にかかるリスクが高くなるため、ワクチン接種を受けさせてください。

    「私たちはすべての猫にも狂犬病とジステンパーのワクチン接種を推奨しており、また曝露の可能性がある場合は猫白血病のワクチンを接種するべきなのです」とブランメット医師。

    体内で複製するウイルスをレトロウイルス呼びますが、猫白血病ウイルス(FeLV)もそのひとつです。FeLVはその動物が生きている限り感染する持続感染で、白血球細胞にも影響をおよぼします。またFeLVは猫の集団の中でもっとも感染しやすい病気で、唾液、尿、糞に排泄されます。さらにこのウイルスは出産前や母乳を通じて母猫から子猫に感染することもあります。母親由来抗体が減っていくため、この病気は子猫が6-8週齢のときにいちばんよくかかります。

    ワクチンに対して反作用を示すこともありますが、ごくまれです。

    「ワクチン反応は軽度の痛みや不活発状態のほか、まれにじんましん、顔のむくみ、嘔吐、ショック、死など本当のアレルギー反応を引き起こすこともあります」とブランメット医師は説明します。「2005年に実施された研究では、ワクチン接種をしたペット1万匹に対して13匹がワクチン反応を起こしたとの報告があります」。

    ペットにおけるコアワクチンについてさらに知りたい場合は、担当に獣医におたずねください。