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  • 2014年10月30日

  • 狂犬病に注意: 予防がカギ


  • コラム出典: Rabies Awareness: Prevention Is Key
    http://vetmed.illinois.edu/petcolumns/petcols_article_page.php?PETCOLID=2576&URL=0



    疾病対策予防センターによると、世界中で毎年5万5000人以上が狂犬病ウイルスが原因で亡くなっているとか。これらの死亡事例のほとんどはアメリカ以外で起こっていますが、人間とペットにおよぼすこの病気の深刻性を充分に理解することが大切です。

    この致死的なウイルスに対する注意を喚起するため、9月28日を「世界狂犬病デー」として宣言しました。イリノイ大学アーバナ校獣医学部の獣医ウイルス学者であるゲイル・シェルバ医師は、狂犬病ウイルスとは一体何であり、また人間とペットをどのようにこのウイルスから守るかを説明してくれました。

    「狂犬病は動物から人間にも感染する人蓄共通ウイルスで、多くの場合は噛み傷から拡大します。感染した動物の唾液が体内に入ると、ウイルスは神経終末を侵しはじめ、中枢神経系に広がります」と、シェルバ医師。そしてウイルスは中枢神経内で複製され、そこから体内の末梢器官に影響を与え始めます。

    狂犬病ウイルスは腺上皮(唾液腺)だけでなく神経感染も標的としています。一旦ウイルスが唾液腺の中に侵入すると、唾液の中に入り込んで噛み傷を経由して感染します。

    狂犬病の潜伏期(ウイルスの感染から最初の医学的兆候の出現まで)は種類によって異なりますが、シェルバ医師によると一般的な潜伏期間は10-90日とのことです。

    狂犬病には、「激昂型」と「寡黙型」の2種類の臨床型があるとシェルバ医師は説明しています。激昂型では動物の行動が変化し、攻撃的になります。このタイプの狂犬病はさらに咽頭筋のまひ状態を引き起こす原因となります。苦しんでいるイヌは呑み込むことができず、唾液が多くなることにより泡を吹くことがあります。

    寡黙型は、それ自体は重篤なうつ病のような状態で、協調性の欠如や無気力が見られることがあります。シェルバ医師は、この狂犬病の2つのタイプはウイルスによって脳の炎症である「致死性の脳炎」を引き起こすことがある、と言います。脳炎は動物に発作を起こし、無気力状態は徐々にひどくなっていきます。また、いずれ死に至る昏睡状態に陥ることもあります。

    アメリカでは、狂犬病ウイルスはコウモリ、スカンク、キツネ、アライグマなどの野生動物によってまん延します。狂犬病ウイルスに感染するリスクの高い人(獣医、調査員、野生生物学者、狂犬病が広まっているエリアに旅行する人など)は、予防接種を受けてください。

    シェルバ医師によると、アメリカにおける人間の狂犬病発症件数は下降しているそうで、2012年にアメリカで確認された人間への狂犬病感染はわずか1件で、前年の6件から減少しています。

    ペットに最新の狂犬病の予防接種を受けさせることの重要さをシェルバ医師は強く訴えています。「もし予防接種を受けていないペットが狂犬病にかかった動物に噛まれたとしたら、さらなる拡大を防ぐために安楽死させられることになるでしょう」と彼女は言います。

    もし予防接種を受けたイヌやネコが狂犬病に感染した動物に噛まれた場合は、すぐに再接種を受けさせ、さらに45日間厳重に状態を観察してください。不幸にも感染の兆候があらわれた場合は、治療を施す手立ては残っていません。狂犬病は致命的な病気だからです。

    「もし狂犬病が疑われる動物に人間が噛まれた場合、その旨を地元の衛生局にただちに報告することが大切です」とシェルバ医師。動物の予防接種の状態がどうであれ、その動物の狂犬病の兆候を見つけるために、10日間は飼い主の観察下に置かれなければなりません」。

    狂犬病に感染していると思われる動物に人間が噛まれた場合は、ただちに医師の治療を受けてください。また一連の狂犬病の予防接種を受けることになるかもしれません。「狂犬病は治療よりも予防の方がずっと簡単です。このペットにとっても人間にとっても致死性のウイルスにかからないように努力しましょう」とシェルバ医師は語っています。

    狂犬病についてもっと詳しく知りたい場合は、地元の獣医にお尋ねください。