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血栓症

血管内に形成された血栓という血液の塊が、血管の狭窄や血管の閉塞を引き起こすことによって生じる血流の悪化と、それに伴う各臓器の機能障害が血栓症です。動物においてはイヌよりもネコに多く発症する性質があります。


■詳細
血栓とは、出血時に血管の損傷部に形成される網状の組織です。損傷部を強固に覆い、血液の流出を阻害することによる止血作用があり、止血後に損傷部が再生されると、分解酵素によって速やかに溶解されるという性質があります。ところが何らかの要因により形成された血栓が分解されきれず、血管壁に付着したままの状態となって血管を狭めたり、場合によっては血管を完全にふさいでしまいでしまうことがあります。この状態が血栓症と呼ばれる状態です。

血栓症はイヌよりもネコに多く見られ、特に心筋肥大症(肥大性心筋症)に随伴する症状として現れることが多いという特徴を持っています。たいていの場合、後足のしびれ、パッドの血色が悪くなる、呼吸困難、激しい痛みといった症状が現れ、急速に命に関わる状態に進行します。そのため、ネコが血栓症を発症した場合には獣医師による緊急の処置が必要となります。

【症状】
・後肢のしびれ、腰が抜けたようになる、急に立てなくなる
・呼吸困難
・肉球部(パッド)の血色が悪くなる
・前足を踏ん張ったようにする
・激しい痛み
・痛みで泣き叫ぶ


【原因】
・被毛、まつげ、ホコリ、ごみなどの異物
・細菌、ウイルスなどの繁殖
・シャンプーや薬品による刺激
・アレルギー

■対処法
一般的には血栓溶解薬や抗凝固薬の投与が基本となりますが、場合によっては詰まっている血栓を取り除く外科手術が行われることもあります。
心筋肥大症(肥大性心筋症)が原因の血栓症である場合には心臓の負担を軽くする薬を投与することもあり、また肺水種を併発している場合には利尿薬などが使用されることもあるようです。

■その他
ネコの血栓症は治療が難しく、予後も悪いことで知られています。血栓症を発症した場合、その死亡率は全体の70%以上にもなるとされ、残りの30%においても後遺症が残ったり、再発を繰り返すことが多いとされています。このネコの血栓症の原因とされている心筋肥大症(肥大性心筋症)は発症原因が解明されておらず、また効果的な治療方法も確立されていません。
このようなことから、現段階で血栓症を予防することは非常に難しいとされていますが、日頃からネコの様子を良く観察し、少しでも疑わしい症状が現れたらすぐに獣医師に連絡するようにしてください。

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