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下痢

下痢は、食物の消化吸収が正常に行なわれず、液状、泥状、あるいは水分の多い軟らかい便が一時的、または長期にわたって排泄される状態です。一時的な場合は特に心配する必要はないとされていますが、長期的に及ぶ場合や体重減少を伴う場合、血便が見られるような場合は要注意です。


■詳細
動物が摂取した食べ物は胃で消化された後、小腸では栄養素が、大腸では水分が吸収されて便として排泄されます。下痢は、食あたりや誤食、細菌・ウイルスによる感染症、ストレス、ほかの病気などといった要因によってこの消化吸収の過程に何らかの異常が生じることで発生します。

下痢は「小腸性下痢」と「大腸性下痢」とに分類されています。「小腸性下痢」は小腸での消化吸収不良が原因となって発生する下痢で、排便回数はさほど増えないものの、1回の便量が増加するのが特徴です。さらに嘔吐や、小腸での栄養素の吸収が低下することによる体重の減少、そして小腸内の出血によって便の色が黒っぽくなるといった症状を伴うこともあり、これらの症状が認められる場合には獣医師による診断を受け、適切な治療を行なうことが必要とされています。

一方の「大腸性下痢」は、大腸での水分吸収の不良を原因とするものです。排便量はさほど増えませんが、排便回数が著しく増加するのが特徴です。ただし栄養素は既に小腸で吸収されていることから「小腸性下痢」で見られるような体重減少はほとんど見られず、下痢によって重篤な症状が引き起こされることは稀であるため、さほど心配することはないとされています。
さらに下痢は、突発的に起こる一過性の下痢である急性下痢と、症状が長期に継続したり、繰り返される慢性下痢とに分類されています。通常、急性下痢は数日間で治る場合が多く、特別な治療は必要がないとされていますが、逆に慢性下痢は症状がほかの重い病気によって引き起こされている可能性があるので、原因を解明するための検査、および治療が必要となります。

下痢の中でも最も注意が必要とされているものが細菌やウイルスによる感染症です。特にイヌのパルボウイルス感染症が原因の激しい下痢は、脱水症状やショック状態といった致命的な症状を引き起こすため、その特徴的な症状であるトマトジュースのような血便が見られた場合には、ただちに獣医師の診断、処置を受けるようにしてください。

【症状】
・液状、あるいは水分の多い軟らかい便
・血便、粘液の混ざった便
・排便回数の増加
・脱水症状
・元気がなくなる

【原因】
・食あたり、通常と違った食べ物の摂取
・誤食
・有害物質の摂取
・食物アレルギー
・細菌やウイルスによる感染症
・消化管寄生虫
・炎症性大腸炎
・ストレス
・消化管に発生したがん
・腎臓や肝臓の病気

■対処法
ペットの下痢の基本的な対処法は絶食です。
一般には最低でも下痢をした後の数時間、元気が良い場合には12時間から24時間の絶食を行ないます。大抵の下痢はこの絶食によって回復するとされていますが、下痢の症状が激しいような場合には、消化管の動きを抑える整腸剤投与などの対症療法が用いられることがあります。
また、下痢の原因がほかの病気によって引き起こされている場合には、その原因に対する根本的な治療行なわれることになります。

なお、下痢による脱水症状を避けるために、治療中には充分な水を与える必要があります。
また、絶食後には胃や消化管に負担の少ない、消化の良い食べ物を少量ずつ与えるようにしてください。

■その他
ペットの下痢の原因のほとんどが、通常と異なる食べ物や誤食によるものです。そのため、下痢の症状が見られた時点で飼い主は下痢が起こる前のペットの食生活を見直し、原因が特定できるようであればそれらの食べ物を与えないように注意することが必要となります。
また、いつも一緒にいる飼い主が長時間留守をした、飼い主の興味が薄れたといったような精神的な不安やストレスによる下痢もあるため、このような心理的な要因によって発生した下痢においては、ペットの心のケアをすることも大切です。

一般的に、ペットの下痢のほとんどが数日で回復する一過性のものですが、下痢が2日以上継続したり、元気がなくなる、嘔吐する、黒っぽい便や血便が見られる、食欲がなくなる、体重の急激な減少といった症状が伴う場合にはほかの病気によることが考えられます。これらの症状が見られた場合、また、子イヌが下痢をした場合には獣医師の診断を受けるようにしてください。

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