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尿路結石症

尿に溶けているミネラルが結合し、尿の通り道である尿路に石を作ってしまう病気です。形成された尿石が膀胱を傷つけたり、尿道を狭めたりすることによる頻尿や血尿、排尿障害などが一般的な症状ですが、中には形成された尿石が尿道に詰まり、無尿状態や腎不全、尿毒症といった危険な状態を引き起こすこともあります。 イヌ、ネコどちらにも発症する疾患ですが、どちらかといえば尿道の細いオスイヌや凝縮して尿を排泄するネコに多く発症する傾向があります。 


■詳細
結石が形成される場所によって腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石に分類されています。

イヌやネコにおいては膀胱内に結石が形成される膀胱結石が多く、この結石が膀胱粘膜を傷つけることによる血尿や尿量の減少、頻尿などの症状が見られるほか、尿道へと移動して狭窄や閉塞を起こす尿道結石となることもあります。尿道結石が尿道を完全に塞いでしまうと、尿を排泄することができなくなる尿路閉塞を引き起こし、急性腎不全や尿毒症など、命にかかわる状態に陥ることもあります。

尿路結石症の原因となる結石は、尿に含まれているミネラルが何らかの反応により結晶化することで生成され、結晶化するミネラルによってストラバイト/ストルバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム結石)、シュウ酸カルシウム結石、尿酸塩結石、シスチン結石などに分類されています。この結晶化は遺伝や体質、細菌感染による膀胱炎、慢性的な水分摂取量の不足、尿の濃縮、食事内容や尿の酸性度などの要因が関係しているとされていますが、詳しい発症原因は解明されていません。

なおイヌ、ネコにおいてはストラバイト/ストルバイト結石の形成が最も多く、次によくみられるものがシュウ酸カルシウム結石とされています。

尿路結石症は、基本的には年齢、品種を問わずどのイヌ、ネコにも発症しますが、中でも尿を濃縮して排泄する性質のあるネコや、尿道の細いオスにおいて発症しやすい傾向があるとされています。特にイヌのオスには陰茎骨という骨があり、陰茎部部分で尿道がさらに細くなることから結石が詰まりやすいという性質があります。

【主な症状】
・尿量の減少、頻尿
・血尿
・排尿時に痛がって鳴く
・尿漏れ
・膀胱が腫れてパンパンになる
・食欲不振
・嘔吐

■対処法
尿路結石の治療は結石の種類や大きさによって異なります。
ある程度の大きさの結石であれば外科療法による結石の除去が行なわれるのが一般的です。

形成された結石の種類によっては、結石を溶かす作用のある療養食やサプリメントを用いて結石を小さくし、尿と共に排出させる内科療法が用いられることもあります。特にイヌやネコによくみられるストラバイト/ストルバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム結石)は尿がアルカリ性に傾いている時、またシュウ酸カルシウム結石は尿が酸性に傾いている時に形成されるため、尿をそれぞれ反対の性質に傾ける作用のある療養食、サプリメント、薬剤などが用いられます。そのため、内科療法を適用する場合には、形成されている結石の種類を特定する結石分析が必要不可欠です。

また、療養食の中には尿量を増やす目的で塩分(ナトリウム)を多く配合しているものもあります。しかし過度の塩分は腎臓に負担をかけるので、このような療養食による治療を行なっている場合には定期的に腎臓の検査をすることが推奨されています。

さらに結石による感染症や炎症併発している場合には、抗生物質や鎮痛剤による治療が合わせて行なわれます。

■その他
尿路結石症は再発しやすいことが知られています。そのためいったん症状が治癒した後も、再発を防ぐための予防策を取ることが大切です。
特に膀胱炎は尿路結石を引き起こす主要因です。尿路結石症の既往歴のあるイヌやネコに対しては、再発を予防するために飲み水を豊富に与える、排尿しやすい環境を整える、といった工夫による膀胱炎の予防策が重要であるとされています。

また、結石の成分となるミネラルの量が調整された療養食や、結石の形成要因となる尿のpH値を調整する療養食、サプリメントなどを用いることも尿路結石の再発の予防となるとされています。しかしこれらの療養食、サプリメントによる予防法は、結石の種類によって異なるため、実施する際には結石分析を行ない、どの療養食、サプリメントが効果があるかを確認することが大切です。

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