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アレルギー性気管支炎(喘息)

何らかのアレルゲン(抗原)によって炎症を引き起こした気管支が収縮し、呼吸困難や喘鳴、そして場合によって呼吸不全といった症状が生じるようになる状態のことです。比較的ネコに多く認められる呼吸器疾患のひとつであり、軽度の状態では慢性的あるいは発作的な咳が見られる程度ですが、最悪の場合は短時間の間に呼吸不全へと発展して命に関わる深刻な状態へと悪化する可能性があります。この疾患を完治させる療法は存在しないため、適切な治療や生活環境の改善によって、症状を良好な状態に保つ努力をすることが大切です。


■詳細
もともと動物の気管支には、呼吸と共に気管支に侵入したほこりや微生物といった異物を痰として体外に排出する粘液の分泌機能が備わっています。

アレルギー性気管支炎(喘息)は、花粉やかび、ホコリ、タバコの煙などをはじめとしたアレルゲン(抗原)の刺激による気管支の粘液分泌亢進や気管支粘膜の浮腫、そしてこれらに伴う粘液の気管支内の貯留などによる気道の狭窄や閉塞によって生じる発作性の呼吸器疾患です。
どちらかと言えばイヌよりもシャムネコなどに多くみられる傾向があり、発作的な咳や呼吸困難、チアノーゼなどが一般的な症状とされていますが、場合によっては急速に呼吸不全に陥り、命を落とすこともあります。 

【症状】
・咳や喘鳴
・慢性的な咳
・背中を丸めた嘔吐をするような体勢で、頸を伸ばして苦しそうに呼吸をする
・泡っぽい痰を吐く
・チアノーゼ(酸素不足で舌や歯ぐきが青白くなる)
・息づかいが荒くなる
・元気がなくなる

■対処法
気管支の狭窄や閉塞による咳、呼吸困難などが見られる発作時には、気管支を拡張させ気道を確保する気管支拡張剤やステロイド剤を投与します。最近ではネコ用の吸引器(エアゾール)を用いた療法が取られることもあり、短時間で効果が現れる点やステロイド剤の使用による副作用の発現を最小限に抑えられる点から高く評価を受けています。

またアレルギー性気管支炎(喘息)を発症している動物の気管支は慢性的な炎症が起こっており、アレルゲンの刺激によって敏感に反応する状態であることが知られています。加えて継続的な発作は、気管支平滑筋の肥大や粘液分泌腺の増加などにより気管支壁を肥厚させ、気管支内径の狭窄が原因となり不可逆的な気流制限や気道過敏性を亢進する気道のリモデリングを引き起こします。これにより難治性喘息を引き起こす可能性が知られていることから、発作症状の見られない緩解時においても抗炎症作用のある薬剤による維持療法を行ない、症状を管理する必要があります。

■その他
アレルギー性気管支炎(喘息)の対処として最も大切なことは、日頃からアレルゲンとなる物質との接触を極力避けるようにすることです。しかしアレルゲンとなりうる物質は単独ではなく複数であることが多い上、イヌやネコにおけるアレルゲンを特定することはほぼ不可能となっています。そのためアレルギー性気管支炎の動物に対しては生活環境を見直し、アレルゲンとなるような物質に動物が接することが少ない環境を整えることがもっとも重要です。
 
またアレルギー性気管支炎を増悪させる気管支のリモデリングを防ぐためには早期治療が欠かせません。アレルギー性気管支炎の特徴的な症状のひとつである咳は、イヌやネコにおいては細菌性感染症や内部寄生虫症などの症状でもあります。したがって、この咳がアレルギー性気管支炎によるものであるかどうかを特定するために、定期的に内部寄生虫の検査などを受け、早期治療に努めることも大切です。

・動物の周りで香水、芳香剤、消臭剤、噴射式のヘア・スプレーなどを使用しない
・粉の舞い散らない猫砂を使用し、香りの付いた猫砂の使用は避ける
・床をフローリングにする
・掃除や洗濯をこまめに行ない、ほこりやカビ、ダニなどの発生を抑える
・エアコン清掃やフィルターの交換
・タバコを吸わない
・定期的に内部寄生虫への感染がないか検査を受ける
・ストレスのかからない生活環境を整える

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