アトピー性皮膚炎の詳細


アトピー素因により起こるアレルギー性皮膚炎の一種で、皮膚のかゆみ、発疹、皮膚の赤みなどが、眼や口の周囲、耳、わきの下、お腹などに生じます。
慢性化すると皮膚が厚くなったり、膿皮症、脂漏性皮膚炎などの二次的な皮膚疾患が現われたり、外耳炎や結膜炎などを併発することもあります。
なお、アトピー性皮膚炎は体質が深く関係しているため、症状の改善はできますが、完治させることは難しいとされています。また薬の服用を中止すると再発することもあります。


●もっと詳しく

アトピー性皮膚炎の場合、皮膚炎が現われたからといって一概に判断はできません。例えばノミやダニが原因であったり、発情周期、精神的ストレスによって起こる場合もあります。従って、まず感染症、食餌アレルギーなどの可能性を検査し、そのいずれも当てはまらない場合にはじめてアトピー性皮膚炎の可能性が判断されます。
またアトピー体質のイヌでは、皮膚炎のほかにも、ぜんそくのような呼吸器症状やホルモンのバランスが崩れることにより起こるヒステリー症状やてんかん様発作などが現われる場合があります。
さらにネコの場合、最悪の場合は粟粒性皮膚炎や好酸球肉芽腫群が発症することもあります。

●病気の対処法

薬物療法として、炎症やかゆみを抑え、免疫を強化する薬が使用されることが多いようです。
またアトピー性皮膚炎の原因は生まれながらの体質によるところが多いため、根治療法は難しいとされています。しかし、ホコリやダニ、花粉、カビの胞子を吸い込むことでアトピーの症状が起こることがわかっているので、こまめに掃除やシャンプーをするなど、要因を取り除くことで症状の発生はある程度押さえることができます。
そのほか、シャンプーの後に保湿剤を使用する、低アレルゲン食や皮膚用療法食を与えるなどして日ごろから予防を心がけるのもいいでしょう。

●その他

イヌの場合、アトピー性皮膚炎発症年齢は3歳以下で約70%が、5歳以下の場合は約85%です。また、アトピー性皮膚炎の初期段階には季節性があると言われています。
またネコの場合でも、3歳以下の若い時期に発症するケースが多いようです。




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