膿皮症の詳細


主にスタフィロコッカス・インターメディウスをはじめとするブドウ球菌属の細菌が異常増殖することによって引き起こされる皮膚感染症で、イヌに多くみられます。
皮膚表面にできた赤い湿疹が病気の進行と共に全身に広がり、強い痒みや脱毛を伴います。
感染の深さによって分類され、感染が皮膚の深い部分まで及んでしまうと(深在性膿皮症)痛み、かさぶた、悪臭、出血、化膿などがみられるほか、体重減少や熱といった症状が現れることもあり治癒に時間がかかります。
 
【主な症状】
・激しい痒み
・赤斑、湿疹
・フケ、かさぶた
・化膿


●さらに詳しく

膿皮症とは、黄色不透明な浸出液や膿といった「皮膚の膿」を特徴とする皮膚感染症で、感染症や炎症、または種瘍性の病因といったさまざまな要因によって発症しますが、中でも細菌の異常増殖による発症が最も多いとされています。
膿皮症はその感染の深さによって浅いものから表面性膿皮症、浅在性膿皮症、そして深在性膿皮症に分類されています。
また膿皮症を引き起こす細菌の異常増殖は、かなりの確率でほかの病気によって誘因されたものであることから、具体的な誘発要因の特定が、効果的な治療と再発予防のために非常に重要となっています。
実際に細菌増殖の誘発要因としては以下の要因が挙げられます。


・ノミ、ノミアレルギー性皮膚炎
・アトピー性皮膚炎
・食物アレルギー
・甲状腺機能低下症
・副腎皮質機能亢進症

●病気の対処法

膿皮症の主な治療法は抗生物質の投与です。

通常抗生物質の投与は21日以上(できることであれば30日)行ないます。患部の治癒の確認後も最低7日間は抗生物質の投与を継続してください。慢性膿皮症、膿皮症の再発、深在性膿皮症の場合は治癒まで8-12週間、あるいはそれ以上かかるとされています。

ペットのグルーミングは、毛を短くカットすることによって毛づくろいがしやすくなり、毛に付着している細菌や細菌の栄養となる皮膚の屑などが除去されるため、膿皮症の症状改善に有効とされています。
また、薬用シャンプーは細菌、かさぶた、皮膚のウロコ屑を取り除き、膿、悪臭、肌のベタツキを減らす効果があります。一般的には治療開始の2週間は1週間に2-3回、2週間以降から治癒までは1週間に1-2回のシャンプーが推奨されてます。



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