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  • 2017年04月11日

  • ネコの便秘


  • コラム出典:Constipation in Cats
    http://www.petmd.com/cat/conditions/digestive/c_ct_constipation_obstipation


    ネコの便秘と巨大結腸症
    排便がたまにしかなかったり、排便そのものが不充分ないし困難になった状態を便秘といいます。便(大便)は硬く、水分が少なくなります。巨大結腸症は扱いが難しく、かつ内科的な治療では手に負えない重度の便秘で、硬い、水分の少ない便が長く腸内に滞留することによって起こり、排便できなくなります。ネコには比較的よく見られる病態です。

    症状とタイプ
    排便しようとして息むが、便は少量かまったく出ない
    便は硬く、水分が少ない
    排便はたまにしかないか、まったくない
    長く息んだ挙句、粘液を含んだ少量の液状便を排泄する - 血液が混ざっていることもある(この症状をしぶり腹という)
    ときどき嘔吐する
    食欲不振
    抑うつ
    硬い糞便物質がぎっしり詰まった大腸(結腸)
    肛門周囲の腫脹

    原因
    飲み込んだ骨
    飲み込んだ毛
    異物
    繊維質を過剰に含むエサ
    不充分な水分摂取
    運動不足
    外傷
    腸閉塞
    麻痺/筋力低下 - 腸の筋肉が糞便物質を動かせない
    低カルシウム血症
    副甲状腺ホルモン(カルシウム吸収に重要)の高値
    低カリウム血症
    血中甲状腺ホルモンの低値
    環境の変化 - 入院、引っ越し、ネコのトイレが汚れている
    ほかのネコの攻撃 - ほかのネコに対する恐怖のためトイレを使えない
    トイレまで歩いて行けない

    診断
    これまでの経過(今の症状がどのように始まり、現在に至っているか)や原因となったかもしれない出来事を含め、ネコの既往歴を獣医に詳しく伝える必要があります。
    獣医は血液生化学検査、全血球計算、電解質検査、尿検査を含む詳細な理学的検査を行ないます。

    結腸内の便塊形成の重症度を判定するには、腹部と腸管のX線検査が不可欠です。腹部超音波画像診断では、より正確な画像が得られます。診断に際して、結腸および直腸の腫瘤、狭窄そのほかの病変を確認するため、獣医は大腸鏡(結腸に挿入して内部を見るための診断用器具)による検査を行なうこともあります。

    治療
    ネコが脱水状態や巨大結腸症(扱いが難しく、内科的な治療では手に負えない便秘)になった場合、入院して治療を受ける必要があります。輸液が行なわれ、ネコが便秘を起こす可能性のある薬剤を服用している場合は、服用を中止するか、ほかの薬剤に変更します。
    膨張性物質(ふすま、メチルセルロース、缶詰のカボチャ、オオバコなど)をエサに添加すると有効なことがありますが、これらの物質は結腸内で便を過剰に膨脹させてしまうこともあります。その場合は低残渣食を与えてください。

    ネコが脱水状態から充分回復したと獣医が判断したら、全身麻酔をかけ、手で便を掻き出します。便塊形成があまり重度でない場合には浣腸が役立つことがあります。しかし通常は人の手で掻き出さなければならず、獣医は自分の指か鉗子を使うこともあります。症状が慢性化している場合には、結腸亜全摘術と呼ばれる結腸の一部を切除する外科手術を行なうこともあり、特に巨大結腸症を繰り返したり、結腸が不可逆的な損傷を受けていると示唆される場合に必要となることがあります。

    生活と管理
    ネコの排便の頻度と便の硬さを、はじめのうちは少なくとも週2回、その後は週1回ないし2週間に1回観察してください。とても硬く、水分の少ない便をしている、排便時に息んでいる、などの症状に気がついたら獣医に連絡します。また、あっという間に脱水に陥ることがあるため、下痢に気がついたときも連絡が必要です。再発を防ぐために獣医の了解を得たエサを与え、ネコがいつも元気でいられるよう気をつけましょう。