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  • 2015年06月30日

  • ネコの心臓血栓をより効率的に発見する方法を見つける研究


  • コラム出典: Study Looks for Better Way to Detect Cardiac Blood Clots in Cats
    http://vetmed.illinois.edu/pet_column/study-looks-for-better-way-to-detect-cardiac-blood-clots-in-cats/


    コンピュータ断層撮影法は、心臓疾患が疑われるネコを、より速く、ストレスをあまりかけず、低料金で診断できる可能性があります。

    画像診断はネコの心臓疾患の発見や監視に重要な役目を果たしています。アーバナにあるイリノイ大学獣医教育病院では、臨床医たちが心臓疾患を持つネコに対して心エコー図に匹敵する予後指標をコンピュータ断層撮影法(CT)でも実現できるかどうか取り組んでいます。CTは心エコー検査やX線と比較して、速く、安く、そしてストレスも少なく検査ができる可能性があります。

    肥大型心筋症は心筋が厚くなった状態で、ネコにはよくみられる病気です。ところが心臓疾患を持つネコは心雑音が発展せず、また血栓などの二次的な問題が発生しない限りは病気の徴候がみられないことが多いため、診察を受けることがほとんどありません。

    ネコに心臓疾患がある場合は心臓の中に血栓ができることがあり、その後は剥離して体のほかの部位へと移動します。後肢に血栓が留まった場合、血栓塞栓症と呼ばれる致命的な疾患が起こることがあり、麻痺や激しい痛みを引き起こすことがあります。

    「最近のネコの心機能診断は、心臓の超音波画像である心エコー図が代表的になっています」と語るのは獣医教育病院で放射線学の研修医であるカイル・ヴィチトー医師。

    「心エコー図は非侵襲性ですが、終了までに最低30分は手でネコを押さえ付けなくてはなりません。心臓疾患の疑いで救急に来るネコは、そのほとんどが落ち着いておらず、酸素吸入、投薬に加えてストレスがほとんどない環境が必要なため、心エコー図検査を実施するのはとてもリスキーです」と彼は言います。

    CT検査にかかる時間は約5分ですが、静脈内カテーテル、不定期に起こる雑音、テーブルのわずかな動きなど最低限のストレス要因があります。検査を受けるペットは、イリノイ大学の放射能科医のボブ・オブライエン医師が開発したベットマウストラップ(VetMouse Trap)と呼ばれる低ストレスの機械に置かれます。検査中は、手動制限を使用することなく酸素や点滴などの支持療法が施されます。

    ヴィチトー医師が動物心臓医のライアン・フリース医師と共同で実施した研究は、「特にほかの画像診断法が実践できない緊急状態の場合、CT検査は心臓疾患を持つネコに有益な情報(具体的には予後に関して)をもたらすかどうかの発見」です。

    「またこの研究は、CTが心エコー図(心疾患など)と同じく機能不良の発見と同時に血栓の特定に役立つかどうかについても調べ、動脈血栓塞栓症および予後のリスクを決める助けにします」とヴィチトー医師は言います。

    血栓ができるとネコの予後は低下します。現在、臨床医は重体のペットが到着した翌日まで、血栓があるかどうかについては伝えることができません。より正確な予後を早めに知ることは、飼い主に心臓疾患の重症度に関するさらなる情報を提供することであり、また臨床医がいち早く適切な処置を行なうことにもなるのです。

    CTが血栓を正確に識別できるようになれば、獣医も血栓を患っているペットの観察に役立てることができます。「心臓血栓のあるネコでは、動物心臓医がその血栓の大きさ、位置、そして心機能を頻繁に検査しなくてはなりません」とヴィチトー医師。

    さらにCT画像は、今まで薬で血栓を破壊していた新しい繊維素溶解の診断にも役立つ可能性があります。「CTは、薬がどれだけ効いているかを測定するための新しい繊維素溶解の研究中に、素早い血栓検査ができるかもしれません」と語るのはヴィチトー医師。

    もしCTが、ネコの血栓や重要な予後指標のようなものを検出するのに心エコー図と同じくらい効果的であるということがヴィチトー医師の研究で明らかになれば、臨床医は心疾患が疑われるネコの治療に対して、可能な限り迅速で、より少ないストレスと料金を飼い主に提供できるようになります。さらにCTは、心疾患を持つネコの継続的管理にも役立つかもしれません。