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  • 2015年09月23日

  • 野兎病は人やペットに感染するかもしれない


  • コラム出典: Rabbit Fever Can Infect People, Pets
    http://vetmed.illinois.edu/pet_column/tularemia-infects-people-pets/



    イリノイ大学獣医学部の3回生で、学生運営の野生動物医療クリニックの共同経営者であるケリー・ロックウェルによると、「野兎病」としても知られているツラレミアと呼ばれる野生生物の病気は、ハワイ以外のアメリカ全土で報告されているとのこと。

    「野兎病は以前からあちこちで見かけられていますが、最近この地域で何件か発生したことから、多くの報道がされるようになってきています」とロックウェル。

    疾病対策センターの記録では、アメリカでは2013年に203件の人への感染が報告されており、そのうち4件はイリノイ州で発生しています。

    この病気は野兎病菌という細菌が原因で、感染の3-5日後に発熱、のどの痛み、リンパ節の腫れ、頭痛、下痢、関節痛、全身脱力感などインフルエンザのような症状が典型的に発現します。重篤な場合には皮膚と口腔の潰瘍が進行し、死に至ることもあります。

    この病気は「野兎病」と呼ばれていますが、ロックウェルはこの病気を媒介するのはウサギだけではないと説明しています。

    「ネズミのほか、マーモットなどの大き目なげっ歯類も媒介する可能性があります。これらの動物は感染したときに症状が出ることもあれば、出ないこともあり、やがて人やペットに移るのです」。

    人間に感染するもっともよくある原因は、ダニ、ノミ、メクラアブ(アメリカ西部)などの虫に刺されることで、感染動物から人間やほかの動物に細菌が感染していきます。

    「5月から9月にかけては虫たちがより活発になるため、この時期はより多くの感染報告があります」とロックウェル。

    細菌は汚染水、感染動物の体内や被毛、糞などに生息することもあります。保護手袋や保護衣服を着用しない動物の世話、感染した動物の不完全過熱のエサの摂取などが感染ルートです。イヌやネコは感染した残骸を食べることで感染し、またまれなケースではありますが、病気のネコと接触することで人間に感染します。さらに病気が流行しているエリアの草刈りにより細菌が噴霧化され、空気中に拡散することも、ごくわずかながらに起こります。

    ロックウェルは「水、肉などあらゆるものが汚染される可能性があり、糞便は病原菌を含んでいます」と語っています。

    この理由により、感染した野生動物を捕まえたり接触するのを避けるためにも、飼い主の目の届かない場所でイヌやネコを外に離すことはお勧めしません。イヌは感染に耐性を持っているようですが、ネコは天性の狩猟行動のために感染リスクが高まり、野兎病にかかりやすくなる可能性が多くなります。

    野兎病に感染した人間との接触では病気は移りません。「人間は感染した動物もしくは感染した昆虫に刺されることでのみ感染し、人との間では感染しません」とロックウェルは説明しています。このことにより、人間では野兎病の大流行は起こっていません。

    万一、人間やペットが病気に接触した場合、ただちに医師の診断を受けてください。「あなたやペットの担当医は診断検査を行なって感染の確認をすることができます。もし病気の徴候が出た直後であれば、抗生物質がもっとも効果的な治療方法です」とロックウェル。

    それでは、どのように病気の予防をしたらいいのでしょうか?ロックウェルは、「もし病気にかかっていたり死亡している野生動物を見かけたら素手で触れず、またペットをその場所から遠ざけてください。もっとも重要なのは野生生物に触らないことです」と強調する。「病気の動物を家に連れ帰って世話をするのはいいことのようにみえるかもしれませんが、そうするとあなた、もしくはその動物が病気になるかもしれません」。

    動物の死骸を取り扱う際はゴムの手袋を使用し、処分する際は密閉容器を使用します。イリノイ天然資源局では野生動物病の発生を調査しており、動物の検査が推奨されるかどうかの決定を受けます。さらなる予防基準としては人間とペット向けの昆虫駆除薬の使用のほか、ダニを見つけたらすぐに除去するように留意することです。生焼けの肉や汚染された水の摂取も避けてください。