成分説明
甲状腺ホルモンを抑える抗甲状腺薬で、甲状腺機能亢進症の治療に使用します。甲状腺ホルモンの合成を阻害してその分泌を減らすことで、甲状腺機能亢進症に伴うさまざまな症状が改善されます。カルビマゾールは体内に吸収された後はほぼ同量のメルカゾールに変換するため、メルカゾールとして代用が可能です。

使用に際しては、副作用が出ないよう数週間おきに検査をしながら用量を少しずつ調節していきます。使用を中止すると再発するため、投薬は生涯を通して必要です。また、この成分には甲状腺自体の除去や甲状腺の肥大抑制作用はないことから、病気の長期化に伴い、使用量を増やす可能性が大きくなります。

成分分類
その他(抗甲状腺薬)

適応
甲状腺機能亢進症

副作用
骨髄抑制、頭痛、吐き気、胃部不快感、味覚喪失、発熱、倦怠感、肝障害、あざ、発疹、そう痒、じんましん、脱毛、筋疾患、血管性浮腫、多系統過敏反応、出血、汎血球減少症、再生不良性貧血、孤立性血小板減少症、溶血性貧血

この成分を使用した商品
ネオ・メルカゾール(カルビマゾール IP)5mg　(100錠)
ネオ・メルカゾール(カルビマゾール)5mg　(100錠)
ネオ・メルカゾール(カルビマゾール IP)5mg　(120錠)