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  • 2015年01月02日

  • ネコにとって致命的なもの


  • コラム出典: What Is Deadly to Cats?
    http://pets.thenest.com/deadly-cats-3723.html



    食料庫の保管してある家庭用品、そしてキャビネットにしまってある薬の多くがネコにとって毒であり、人間からすればごくわずかな量であってもネコにとっては致命的なのです。ですから、もしネコが毒性のあるものを摂取したと思ったときには、ただちに獣医に相談してください。

    人間薬
    アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェンなど市販の鎮痛薬は、人間にとっては痛みをやわらげてくれますが、ネコにとっては死に至ることもあります。例えば、24時間のうちに2錠ほどの特強アセトアミノフェン錠をネコに与えただけでも致命的になることがあります、とアメリカ動物病院協会は警告します。アスピリンは少量であればネコにとっても痛みや熱の治療に使用しますが、長期の使用は命にかかわる毒性をもたらすことがあります。またイブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬は、ネコの腎臓に損害を与えることが知られています。さらに鼻炎薬のプソイドエフェドリン、筋肉弛緩剤のバクロフェン、人間用の注意力欠如障害の治療薬なども有毒です。

    食べ物
    与えることはいいこと、ではありますが、ネコとチョコレートにはこの言葉は通用しません。あらゆるチョコレートやコーヒー、紅茶、そのほかカフェインの含有食品にはメチルキサンチンという物質が含まれ、ネコに不整脈、けいれん、死をもたらすことが知られています。また例え生、調理済み、粉状であろうと大量のニンニク、タマネギは致死的な貧血の原因となります。さらにアルコール飲料に含まれるエタノールは死または昏睡状態に陥り、生のイースト生地は胃や腸を破裂させることがあります。マッシュルーム、マカデミアナッツ、ぶどう、レーズンもネコには有毒です。

    家庭内植物
    ユリ属の植物はネコにとって致死的な腎臓障害を引き起こすことがあるため、子ネコが誤ってかじらないように、いかなる種類のユリも近づけないでください。サゴヤシもネコに対して強力な毒性を持っており、肝臓疾患をもたらすことがあります。ツツジやシャクナゲ属の植物にはグラヤノトキシンという物質が含まれており、摂取するとネコの心臓血管系に決定的な崩壊を引き起こす原因になります。そのほかチューリップ(球根が毒)、トウゴマの実、キク、イヌサフラン、オレアンダーなどもネコには近づけないでください。

    その他
    コーネル大学動物科学部によると、不凍液はネコにとって魅力的ですが、ネコの毒性における一般的な原因であり、スプーン1杯でも死に至ります。またフルオロ酢酸ナトリウム、コレカルシフェロールそしてこれらを含む抗凝血剤などの一般的な殺鼠剤も、例え直接食べようと、また殺鼠剤を摂取したげっ歯類を食べようと、ネコにとっては致死的です。イヌ用のダニ取り首輪に使用される殺虫剤のアミトラズもネコには有毒です。