マグネシウム Magnesium
成分説明
人間や動物の生体内において骨や歯の形成や筋肉の働きの調節、そして神経活動の安定に関わっている微量ミネラルです。ほかにも生命活動に必要不可欠な酵素や補酵素の成分として、これらの酵素の働きを活性化させる働きがあり、生体機能の維持には欠かせない成分となっています。
マグネシウムの作用の中でも特に重要なのが骨の形成です。骨はコラーゲン線維にリン酸カルシウムが沈着することによって生成されますが、マグネシウムにはこのリン酸カルシウムを骨へ吸着させる作用があるほか、リン酸マグネシウムとしてその成分となり骨を生成する役割があるとされています。また、新しい骨を作り出す骨芽細胞のカルシウム吸収を促進させる作用による骨の新陳代謝にも関わっており、健康な骨の形成、維持には欠かせないとされています。
さらにマグネシウムは、筋肉細胞へのカルシウムの流入を調節することで筋肉の働きを調整する作用や神経細胞の興奮を抑える作用に加え、消化吸収、新陳代謝といった生体反応を触媒する酵素を活性させる作用などもあることから、正常な生体機能の維持に重要な役割を果たしています。
成分分類
その他
適応
変形性関節症
副作用
下痢
Copyright(C) United Pharmacies All rights reserved.