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ポイント!
口や目に入れないでね。獣医師の診断のもと使用してね。
ミラタズはFDA(米国食品医薬品局)の承認を受けたネコの食欲不振の外用薬です。
ミラタズ軟膏(ミルタザピン)(5g)
Mirataz Ointment (Mirtazapine) - 100mg (5g)
販売価格(税込): 9200 円
オリジナル商品名 : ミラタズ
製薬会社名 デクラ
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
適応症状 :
ネコの食欲不振
商品紹介 :
ミラタスはネコの体重減少や食欲低下の管理目的で使用する経皮投与薬です。
禁忌:
ミルタザピンまたは賦形剤に過敏症のあるネコへはミラタズを使用しないで下さい。
ミラタズはセロトニン症候群発症のリスクを高めるため、モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)(例:セレギリン塩酸塩(L-デプレニル)アミトラズ)との併用または前後14日間の使用はしないで下さい。
警告:
人間用ではありません。子供の手の届かない場所に保管して下さい。
ミラタズを取り扱う際は肌への接触を避けるために使い捨て手袋を使用して下さい。使用後は手袋を処分し、石鹸と水で手を洗って下さい。
投与後、ミルタザピンが皮膚または口からから吸収されることを避けるために、治療を受けたネコは人間またはその他の動物との接触を2時間を持たないよう注意して下さい。投与後2時間ネコの塗布場所と体に微量の残留物が残っています。
誤って皮膚との接触があった場合は、石鹸とぬるま湯で完全に洗って下さい。目に入った場合は、水で目を洗い流してください。もし、皮膚や目に異常を感じる場合は医師の診断を受けてください。
誤って飲み込んだ場合はあるいは皮膚や目に異常を感じる場合は医師の診断を受けてください。
注意:
経口投与や目への投与はしないで下さい。
肝臓に疾患があるネコへの使用は慎重に行って下さい。ミルタザピンは、血清肝酵素を上昇させるかもしれません。
腎臓病疾患のあるネコへの使用は慎重に行って下さい。腎臓病は、ミルタザピン排出を減らす可能性がありその結果、より高い薬露出を起こす可能性があります。
ミラタズを中止する場合、ネコの食物摂取量を観察することは重要です。食物摂取量はミラタズ中止後減少する可能性があります。食物摂取量が数日の間、劇的に減少した場合(>75%)あるいは、もしネコが48時間以上食べることを止めた場合、ネコを再診断して下さい。
ミラタズは2キログラム以下または生後6ヶ月未満のネコに対して査定されていません。
繁殖、授乳中、授乳中のネコへのミラタズの安全使用について査定されていません。
副作用:
臨床検査で報告された一般的な副作用(対象115匹)
・投与部位への反応 (紅斑、かさぶた、残留物、落屑、乾燥、皮膚炎または刺激、脱毛症、掻痒)
・行動異常(発声、活動過剰、方向感覚の喪失、歩行障害、無気力、虚弱、甘え、攻撃的)
・身体上観察 (嘔吐、脱水、下痢または柔便、心雑音、食欲不振)
・臨床病理学 (血尿、尿素窒素(BUN)(クレアチニンなし)の上昇、尿素窒素(BUN)とクレアチニンの上昇、高リン血症、低カリウム血症、膿尿症、貧血、低い尿比重、単球増加、好中球増加)
使用方法 :
※下記はミラタズの使用量のガイドラインです。正確な使用量、使用期間は獣医師の指示に従ってください。
ミラタズは外用薬です。
1日1回およそ1.5インチ(3.8cm、およそ2mg/猫)の軟膏をリボン状に出し、ネコの耳介の内側へ投与します。
期間は1日1回を14日となります。(商品説明書にある図を参照して下さい)
投与の際、使い捨ての手袋を着け、手袋は使用毎に処分して下さい。
日ごとに右と左を変えて耳介へ投与して下さい。
外耳道(耳の穴)への投与はしないで下さい。
必要に応じて投与の前に乾いたティッシュまたは布でネコの耳介の内側を拭いてください。
投与ができなかった日は翌日の投与に1日に決められた量を投与して下さい。
投与の方法については、飼い主は初回の投与の際、動物病院にて獣医師またはトレーニングを受けた人に立会い説明を受けてください
- この薬の説明書(日本語訳)はこちら
- ミラタズは1gにつき20mgのミルタザピン(2%)を含みます。各5gチューブには、100mg(0.1g)のミルタザピンを含んでいます。
猫への局所適用のみ。経口投与または目への使用(点入)はしないで下さい。
【注意】
連邦法(米国)において、本医薬品の使用は、獣医師免許保有者またはその指示による場合のみと制限します。
【解説】
ミラタズ(ミルタザピン経皮軟膏)は、2% (w/w)のミルタザピンを含む経皮(局所)投与に適した白からオフホワイトの軟膏です。ミラタズは以下の非活性成分を含みます:
ポリエチレン グリコール(PEG)400、PEG 3350、ジエチレン グリコール モノエチル エーテル、PEG-8カプリル酸/カプリン酸グリセリド、オレイルアルコール、ブチルヒドロキシトルエン、ジメチルポリシロキサンとドライフロTS。
分子式:C17H19N3 分子量:265.35
【治療効果】
ミラタズは猫における体重減少の管理を目的としています。
【用法・用量】
皮膚に局所投与して下さい。1日1回およそ1.5インチ(3.8cm、およそ2mg/猫)の軟膏をリボン状に出し、猫の耳介の内側へ14日間塗布します。(商品説明書にある図を参照して下さい)
塗布の際、使い捨ての手袋を着用し毎回処置後に処分して下さい。
日替わりで左右交互に耳介へ塗布して下さい。外耳道(耳の穴)への塗布はしないで下さい。必要に応じて塗布の前に乾いたティッシュまたは布で猫の耳介の内側を拭いてください。塗布ができなかった日は翌日に1日に決められた量を塗布して下さい。
塗布の方法については、飼い主は初回に動物病院にて獣医師またはトレーニングを受けた人に立会い説明を受けてください。
【禁忌】
ミルタザピンまたは賦形剤に過敏症のある猫へはミラタズを使用しないで下さい。
ミラタズはセロトニン症候群発症のリスクを高め可能性があるため、モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)(例:セレギリン塩酸塩(L-デプレニル)アミトラズ)との併用または前後14日間の使用はしないで下さい。
【人体への警告】
人間用ではありません。子供の手の届かない場所に保管して下さい。
ミラタズを取り扱う際は局所暴露を避けるために使い捨て手袋を使用して下さい。使用後は手袋を処分し、石鹸と水で手を洗って下さい。投与後、ミルタザピンが皮膚または口からから吸収されることを避けるために、治療を受けたネコは人間またはその他の動物との接触を2時間を持たないよう注意して下さい。塗布後2時間ネコの塗布箇所と体に微量の残留物が残っています。
誤って皮膚暴露があった場合は、石鹸とぬるま湯で完全に洗って下さい。誤って目に入った場合は、水で目を洗い流してください。もし、皮膚や目に異常を感じる場合は医師の診断を受けてください。
誤って飲み込んだ場合はあるいは皮膚や目に異常を感じる場合は医師の診断を受けてください。
【注意】
経口投与や目への使用(点入)はしないで下さい。
肝臓に疾患がある猫への使用は慎重に行って下さい。ミルタザピンは、血清肝酵素を上昇させるかもしれません。(【アニマルセーフティー】を参照)
腎臓病疾患のある猫への使用は慎重に行って下さい。腎臓病は、ミルタザピン排出を減らす可能性がありその結果、より高い薬物暴露を起こす可能性があります。
ミラタズを中止する場合、猫の食物摂取量を観察することは重要です。食物摂取量はミラタズ中止後、減少する可能性があります。食物摂取量が数日の間、劇的に減少した場合(>75%)あるいは、もし猫が48時間以上絶食した場合、猫を再検査して下さい。
ミラタズは2キログラム以下または生後6ヶ月未満の猫に対して査定されていません。繁殖、授乳中、授乳中の猫へのミラタズの安全使用について査定されていません。
【副作用】体重減少の猫におけるミルタザピンの有効性と安全性の査定のための無作為、二重盲式、実対照薬現地調査において、115匹の猫がミラタズで処置され、115匹の猫は実対照薬にて処置され安全性の査定が行われました。実対照薬はミルタザピンを含まない他はミラタズと同じ非活性成分含有の軟膏でした。最も一般的な副作用は、投与部位の反応、行動異常(発声と活動亢進)と嘔吐が含まれました。調査において観察された副作用と副作用が見られた猫の数は下記の表1にまとめられています。
表 1. フィールド調査において報告された副作用 |
副作用 | ミラタズ N = 115 (%) | 実対照薬 N = 115 (%) |
塗布箇所 (耳介) |
紅斑 | 12 (10.4%) | 20 (17.4%) |
硬化/かさぶた | 3 (2.6%) | 6 (5.2%) |
残留 | 3 (2.6%) | 8 (7.0%) |
がさつき/乾燥 | 3 (2.6%) | 3 (2.6%) |
皮膚炎または 炎症 | 1 (0.9%) | 9 (7.8%) |
脱毛 | 1 (0.9%) | 2 (1.7%) |
かゆみ | 1 (0.9%) | 4 (3.5%) |
行動関連 |
発声 | 13 (11.3%) | 2 (1.7%) |
活動過剰 | 8 (7.0%) | 1 (0.9%) |
失見当識状態または運動失調 | 4 (3.5%) | 2 (1.7%) |
無気力/虚弱 | 4 (3.5%) | 9 (7.8%) |
かまってもらいたがる | 3 (2.6%) | 0 |
攻撃性 | 2 (1.7%) | 0 |
理学的診察または観測 |
嘔吐 | 13 (11.3%) | 15 (13.0%) |
脱水 | 6 (5.2%) | 5 (4.3%) |
下痢または軟便 | 6 (5.2%) | 7 (6.1%) |
心雑音 | 5 (4.3%) | 7 (6.1%) |
食欲不振 | 5 (4.3%) | 5 (4.3%) |
腎不全* | 4 (3.5%) | 0 |
耳感染症 | 3 (2.6%) | 0 |
尿路感染症 | 3 (2.6%) | 0 |
臨床病理学 |
血尿 | 7 (6.1%) | 1 (0.9%) |
高いBUN(クレアチニンなしで)** | 6 (5.2%) | 0 |
高いクレアチニンとBUN | 5 (4.3%) | 1 (0.9%) |
高リン酸塩血症 | 5 (4.3%) | 0 |
低カリウム血症 | 5 (4.3%) | 2 (1.7%) |
膿尿 | 5 (4.3%) | 0 |
貧血 | 3 (2.6%) | 8 (7.0%) |
低尿比重 | 3 (2.6%) | 1 (0.9%) |
単球増加 | 3 (2.6%) | 2 (1.7%) |
好中球増加 | 3 (2.6%) | 2 (1.7%) |
*1匹の腎不全の猫は、第2週の訪問時に急性腎不全、血尿と膿尿症の深刻な副作用が報告されました。その猫は、慢性腎臓病の病歴で登録されていました。安楽死が選択され、そして、解剖では心筋症、両副甲状腺過形成と軽度から中度の腎臓病が認められました。
**第2週において、血中尿素窒素(BUN)値は、実対照薬グループ(p < 0.10)と比べてミラタズグループは著しく高くなりました。ミラタズグループのBUNは実対照薬グループの 36.05 mg/dLと比べ、43.60 mg/dL(参照範囲16-37 mg/dL) でした。
調査終了後、フォローアップは199匹の猫において行われ、 (ミラタズ(ミルタザピン)経費軟膏グループ103 匹、実対照薬グループ96 匹). ミラタズの停止後に、4匹の猫は社交性または落ち着きの無さの減少、1匹の猫は活発化、そして、1匹の猫はシャーとより言うようになり、トイレ以外で排尿する、とそれぞれ報告されました。
副作用の疑いのある場合、技術援助、安全性データシート(SDS)の複製の入手はKindred Biosciences, Inc. 、 888-608-2542までご連絡下さい。
詳しい動物用医薬品副作用レポートについては、FDA、1-888-FDA-VETS または、次のURLからお問い合わせ下さい。http://www.fda.gov/AnimalVeterinary/SafetyHealth
【猫の飼い主の方へ】
ミラタズ停止した場合、飼い猫の食物摂取量を観察することは大切です。猫の食物摂取量は、ミルタザピン経皮軟膏の停止後減るかもしれません。もし食物摂取量が数日間劇的に減少する(>75%)、または、飼い猫が48時間以上絶食した場合、かかりつけの獣医に連絡してください。
【臨床薬理学】
【作用機序】
ミルタザピンが体重増加を誘発する正確なメカニズムは、正確に解明されていませんが、多因子性であるように見受けられます。ミルタザピンは、ノルアドレナリン作用α2アドレナリン受容体作動薬とセロトニン作動性の抗鬱薬となります。ミルタザピンが中枢神経系(CNS)の5-HT2と5-HT3セロトニン受容体の強力な拮抗剤とヒスタミンH1受容体の強力な抑制体であるということは、知られています。ミルタザピンが5-HT2と5-HT3受容体をブロックするので、5-HT1Aが仲介したセニトロン作動性の伝達のみが強化されるためです。5-HT2受容体の抑制は、ミルタザピンの食欲促進効果の主な要因かもしれません。別の仮定はミルタザピンが誘導した体重増加はサイトカインシステムのレプチンと腫瘍壊死因子α (TNF-α )の変化に続発するものかもしれない、というものです。 Fernstorm (1995) による研究において、一般的に抗うつ薬で治療される患者の基礎代謝率の縮小が示されました。
【薬物動態】
8匹の猫による経口と経皮性の2%のミルタザピンの相対的な生体利用効率を決める交差研究において、局所投与による平均半減期(26.8時間)は、経口投与による平均半減期(10.1時間)より2倍以上長いものでした。
ターゲットアニマルセーフティーの研究において使われた用量は、使用法の用量より高いもの(2.8~5.4mg)でした。この研究において観測されたAUC0-24時間とCmaxの用量比例性に基き、これらの薬物動態パラメーターは、使用投与量、2 mg/猫、1日1回35日間(表2を参照)で推定されました。
定常状態は14日以内で達成されました。初日と35日目の服用の間の平均蓄積は、3.71X(AUC比率に基づく)と3.90X(Cmax比率に基づく)でした。
表2. 2mg/猫、ミルタザピン2.0%の経皮性軟膏の投与後、 健康な猫の定常状態における血漿薬物動態パラメータ |
パラメーター | 単位 | 平均(SD) |
Cmax | ng/mL | 32.1 (19.9) |
Tmax | hr | 6 (2-6) a |
AUC0-24hr | hr*ng/mL | 410.3 (213.5) |
Half-lifeb | hr | 11.2 (2.98) |
Cmax =推定された最大血漿濃度
aTmax=最大血漿濃度までの(平均と範囲で報告)の時間
AUC0-24hr =血漿時間対濃度のカーブに基づき推測された領域
b半減期値は、経皮と経口両暴露に反映しています。別の研究では、猫が耳に近づき結果暴露してしまうのを制限するためエリザベスカラーをつけたところ、より長い半減期(平均20.7時間)が観察されました。
【治療効果】
ミラタス(ミルタザピン経皮軟膏)の効果は、様々な種類の飼い猫を交えて無作為選出、二重盲式、実対照薬、マルチサイト現場調査、において行われました。
臨床的に意義があると判断された5%以下の体重減少について文書化された病歴記録を持つ1才以上の猫が登録されました。最も一般的な既往歴は、腎不全、嘔吐と甲状腺機能亢進症が含まれました。いくつかの猫には1つ以上の既往歴がありました。猫はミラタスと実対照薬1:1の割合で治療群に無作為に分けられました。合計230匹の猫が登録され、ミラタス(115匹)またはミルタザピン以外は同じ不活性成分を含む実対照薬(115匹)を投与されました。猫は2.8-24.6才で、体重は2.1-9.2 kgでした。用量は1.5インチ帯状(およそ猫ごとに2 mg)のミルタザピンあるいは実対照薬が猫の耳介の内側へ局所的に投与されました。
合計177匹の猫が、有効性解析に適格すると特定されました;83匹の猫がミラタズ群、94匹の猫が実対照薬群でした。主要な効果評価項目は、初日から第2週までの体重変化の平均パーセントでした。
第2週で、初日からの平均体重増加割合はミルタザピン群で3.94%、実対照薬群で0.41%でした。等分散性を前提した2標本t検定を元にした2つのグループの差は顕著なものとなりました。(p<0.0001) 。ミラタズ群の体重変化における平均割合変化の95%の信頼区間は(2.77, 5.11)、平均割合変化は0以上から著しく違うことを示しています。
【アニマルセーフティー】ミルタザピンの安全性は1件の臨床検査、最終的な市販製剤を利用している6つの予備研究の包括的レビュー(研究所5件、臨床1件)、そして最終的な市販製剤でない1件の臨床検査にて評価されました。
【Laboratory Safety Study】
薬品添付説明書を参照下さい
【Pilot Safety Studies】
薬品添付説明書を参照下さい
【保管】
摂氏25度 (華氏77度) 以下で保管。 多目的チューブ。最初の使用から30日たったものは破棄して下さい。
【供給形態】
ミラタズは5グラムのアルミニウム・チューブ入りです。
【参考文献】
1. Laimer, M., Kramer-Reinstadler, K., Rauchenzauner, M., Lechner-Schoner, T., Strauss, R., Engl, metabolism. The Journal of clinical psychiatry, 67(3), 421-424.
2. Kraus, T., Haack, M., Schuld, A., Hinze-Selch, D., Koethe, D., & Pollmächer, T. (2002). Body weight, the tumor necrosis factor system, and leptin production during treatment with mirtazapine or venlafaxine. Pharmacopsychiatry, 35(06), 220-225.
3. Fernstrom, M. H. (1995). Drugs that cause weight gain. Obesity research, 3(S4), 435S-439S.
NADA 141-481, FDA 承認
NDC 86078-686-01 REG-007 Rev. 11/17
【製造元】
Kindred Biosciences, Inc.
1555 Bayshore Highway, suite 200 Burlingame, CA 94010
アメリカ合衆国製
ミラタスはデクラ社の商標です。
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