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  • 2015年03月12日

  • 犬がかかりやすいクッシング症候群


  • コラム出典:Cushing’s Syndrome: Common in Canines
    http://vetmed.illinois.edu/pet_column/cushings-syndrome-common-canines/


    過剰なコレステロールはマイナスの影響を与えます。

    コレステロールは、ステロイドホルモンまたは「グルココルチコイド」であり、通常は起床、運動、痛み、ストレスなどに反応して体内で分泌されます。体が正しく機能するためには必要不可欠な物質ですが、その一方で過剰なコレステロールは人間と同様にペットにもマイナスの影響を与えます。

    マルガレレーテ・ホエニッヒ医師は、アーバナにあるイリノイ獣医学大学で内分泌系およびホルモン分泌が体におよぼす影響の仕組みについて研究しています。

    「コルチゾールは副腎内に分泌されるホルモンで、副腎皮質機能亢進症になると過剰に分泌することが知られていますが、これが一般にクッシング症候群と呼ばれている症状です」と、ホエニッヒ医師。

    例えそれが副腎内や下垂体内であっても、脳の腫瘍はクッシング症候群を引き起こすことがあり、その腫瘍は良性(非がん性)または悪性(がん性および移転性)ですが、ホエニッヒ医師によると、副腎や下垂体内で引き起こすものについては知られていないとのことです。

    3番目の原因は「医原性」で、獣医が過剰な量のグルココルチコイドを投与した場合にクッシング症候群の形成が誘発されることがあります。

    ホエニッヒ医師が言うには、クッシング症候群は犬では一般的ですが、猫にはほとんどみられず、わずか100程度の症例しか報告されていないそうです。また特に中年から高齢の犬や猫のほか、馬にもみられます。

    クッシング症候群の約85パーセントは下垂体における良性腫瘍または過形成(細胞数の増加)です。ミニチュアプードル、ボクサー、ボストンテリアなどの小型種では、より多くのクッシング症候群がみられ、クッシング病とも呼ばれています。副腎腫瘍自体は大型犬と関連しています。

    飼い主が気づくクッシング症候群の臨床兆候として、食欲、水分摂取、尿の増加と脱毛、無気力、高齢化様の行動などがあります。

    獣医は、クッシング症候群であると確実に診断するための検査をします。この病気にかかると腹部が肥大するため、身体診察では「太鼓腹」のほか左右対称の脱毛、治癒不能と思われる皮膚潰瘍形成などをチェックします。特に猫においてはより自然発生的な脱毛、皮膚の薄化、糖尿病の併発などが起こる傾向にあります。

    獣医がクッシング症候群と診断すると、治療計画が練られます。今のところこの病気は薬物治療が中心ですが、手術が行なわれることもあります。下垂体部腫瘍の摘出よりは、腎臓の横にあり手術しやすい副腎の腫瘍切除が一般的です。

    「副腎の機能を抑制するペット用の薬が何種類かあり、コルチゾールの分泌量を減らすことができます」とホエニッヒ医師は説明します。「これらの薬によるクッシング症候群の治療により、ペットの寿命を約2年延ばすことができます」。

    クッシング症候群についてさらに詳しく知りたい場合は、担当の獣医にお尋ねください。