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  • 2015年06月17日

  • 獣医師が教える、犬のがん10の症状


  • コラム出典: I ❤ Dogs site A Vet Shares 10 Warning Signs of Cancer in Your Dog
    http://theilovedogssite.com/do-you-know-the-warning-signs-for-cancer-a-vet-gives-you-10/


    がんの早期発見と診断が治療効果を高め、犬の生存期間を延長するということは既によく知られている事実です。1年に1回の動物病院での健康診断は、飼い主が今まで気が付くことのなかった事柄に関心を引くよいきっかけとなりますが、がんと闘う1年は長すぎます。
    年齢に関係なく、あなたの犬ががんに侵されていないかどうか積極的に徴候をチェックしてください。ミズーリ州愛護協会中米動物医療センター(Animal Medical Center of Mid-America and Humane Society of Missouri)のケリー・ライアン獣医師は、飼い主が注意して観察すべき10の症状を挙げています。

    犬は人間と同じ種類のがんにかかる可能性があるだけでなく、病巣の転移による病状の増悪が人間よりも早い場合もあります。もし下記の10の症状のうちのいずれかが認められるような場合には、ただちに獣医師の診察を受けるように手配してください。

    ① 異常な悪臭
    通常でも犬の口臭は決してよいものではありませんが、もし腐っているようなひどい悪臭が口や鼻、そして肛門周辺からするような場合には、腫瘍性疾患にかかっている可能性があります。

    ② 皮膚下のできものや発疹
    1ヵ月に1回は犬の皮膚の様子をチェックするようにしましょう。その際、耳の後や顔の周りの皮膚のチェックを忘れないようにしてください。例え見つけられたできものや発疹が小さくても、がんは急速に増殖します。新しいできものや発疹を無視してはいけません。また発疹部位に出血や浸出液が見られるような場合には、ただちに獣医師の診察を受けてください。

    ③ 体重減少
    特別な食事制限をしていない限り、ペットの体重は常にほぼ一定であるべきです。急激な体重減少が見られる場合には注意が必要です。

    ④ 食欲の変化
    あなたの犬が食べることに興味を持たなくなったら、何らかの病気が隠れている可能性が疑われます。食欲減退はさまざまな疾患によってもたらされますが、その中でもがんは、もっとも重症です。

    ⑤ 元気消失
    なまけものの犬と元気消失が見られる犬とを区別できるようにしてください。そのためには、自分の犬の性格をよく知っておく必要があります。もしいつもとは違う様子が見られ、眠っている時間が長くなるような場合には、獣医師に相談してみてください。

    ⑥ 呼吸器の異常
    犬も肺がんにかかります。わずかの運動後に咳や喘鳴、息切れなどが見られる場合には、がんである可能性があります。

    ⑦ 行動の変化
    最近、犬がいつも以上に攻撃的になっていませんか?あなたから離れて過ごす時間が長くなっていませんか?このような状態が見られる場合、彼らはおそらく痛みを感じていることが考えられます。また犬の歩行や食事、そして遊んでいる様子をよく観察してください。もしびっこを引いていたりつまずいたりしているようであれば、獣医師の診断を受ける時期です。

    ⑧ 開放創
    もし犬に傷口の開いた外傷や治りの悪い傷がある場合、重症な病気が背後にあることが考えられます。

    ⑨ 嘔吐と下痢
    長期間にわたって嘔吐を繰り返したり下痢が続くような場合には、獣医師の診察を受けるべきでしょう。特に嘔吐や下痢に伴ってここに挙げたような症状が見られる場合は、ぜひ診察を受けてください。また犬の腹部に鼓脹や膨満が見られないかをチェックしてください。

    ⑩ 青白い歯茎
    口腔内に異常が生じているかどうかを判断するために、健康な犬の口の中の状態を把握しておいてください。極端に青白い歯茎は失血を意味し、がんはこのような状態を引き起こす原因となる数々の疾患のひとつです。