褐藻類 Ascophyllum Nodosum
成分説明
Ascophyllum Nodosumは主に北大西洋沿岸に生息している海藻で、褐藻類ヒバマタ目ヒバマタ科に属する海藻の一種です。古くからアルギン酸や海藻肥料の原料として、また、人間や家畜の食用海藻として摂取されてきましたが、近年ではその定期的な摂取による口臭や歯周病の原因となる歯垢(プラ-ク)の形成を防ぐ作用が認められ、歯周病予防のデンタルケア用品としても用いられています。
口臭や歯周病の原因となる歯垢(プラ-ク)とは、口内に存在している細菌類の集合体です。この集合体は粘着力の強いバイオフィルムと呼ばれる膜を形成し、歯の表面に付着することによって歯垢となります。このバイオフィルムの形成を阻害することによって歯垢の歯への付着を阻害する作用を持つのがAscophyllum Nodosumです。
食物などと共に体内に摂取されたAscophyllum Nodosumは、腸管から速やかに吸収されると血流に入りこんで唾液腺に達し、唾液と共に口内に分泌されてバイオフィルム形成作阻害作用を発揮します。この作用により歯垢や歯垢が石灰化した歯石が減少させられるだけでなく、また口内の細菌が大幅に除去されることによる、口臭を改善する作用も認められています。
成分分類
その他
適応
デンタルケア
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