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マラセチア皮膚炎

真菌(カビ)の一種、マラセチアの異常繁殖によって引き起こされる皮膚炎です。脂漏性皮膚炎と呼ばれることもあります。わきの下や内股、指の間、耳、腹部、肛門などの皮脂のたまりやすいところに発症しやすく、皮膚の赤みや、ベタつき、かゆみ、黄色っぽい独特の臭いのするフケなどがみられるようになります。また、マラセチアは皮脂を栄養源として増殖していくことから、特に脂っぽいベタベタした皮膚のイヌやネコにおいて発症しやすい傾向があります。


■病気の詳細■
マラセチアは、イヌやネコの皮膚に常に存在している真菌(カビ)の一種です。健康な皮膚の状態では、皮膚のバリア機能によってその増殖が抑えられているため、病原性を持つことはありません。しかし栄養の偏り、ストレス、加齢などの要因によりそのバリア機能が低下すると、抑制が効かなくなるために異常増殖し、皮膚の赤みやかゆみ、ベタ付きなどを特徴とするマラセチア皮膚炎発症の原因となります。 

マラセチア皮膚炎の特徴は過剰な皮脂の分泌です。マラセチアは皮脂を栄養源として増殖していきますが、その増殖の過程で皮膚を刺激する物質を産生して炎症が起こり、皮膚の赤みやかゆみといった症状が現われます。さらに炎症が皮膚の新陳代謝を促進して過剰な皮脂が分泌されることで、皮膚がベタベタしたり、大量のフケ、独特の脂臭さといった特徴的な症状が起こります。このような状況はマラセチアの繁殖に適した環境であり、マラセチアのさらなる増殖、症状の悪化や慢性化を招くこととなります。慢性化すると首やわきの下、股の間の皮膚の肥厚、皮膚が黒っぽくなる色素沈着、皮膚の苔癬化や脱毛が起こる場合もあります。
また、マラセチア皮膚炎を発症しているイヌやネコは、皮膚のバリア機能が低下していることも多いため、ほかの細菌による感染症にかかる可能性も高くなります。

■対処法■
シャンプーによる外用療法と抗真菌剤による全身療法が中心です。また最近では、マラセチアに効果のある薬効成分が配合されたシャンプーが比較的容易に手に入るようになっているため、以前よりは手軽に治療をすることができるようになっています。
全身療法としてのシャンプーは、脱脂作用の強いものを使用して余分な皮脂を除去するか、マラセチアに効果のある薬効成分が配合されたシャンプーを使用して異常増殖しているマラセチアを減少させます。これだけでも効果が期待できますが、皮膚炎の根本的な要因となっているマラセチアの増殖を完全に抑えるためには抗真菌薬を使用します。それでも完治は難しいようですが、根気強く治療を続けることによって、1週間に1-2回のシャンプーで症状をコントロールすることが可能になるとされています。

■その他■
マラセチアは耳の中で繁殖し、外耳炎の原因となることもあります。
マラセチアによる外耳炎が発症すると、黒っぽい独特の臭いのする耳垢が溜まるようになり、イヌやネコが頭をしきりに振って耳をかゆがる様子が見られるようになります。また掻き続けることによって、耳の中を傷つけてしまい、炎症を引き起こしたり、細菌感染症などを誘発してしまうこともあります。
マラセチアによる外耳炎の治療としては、耳掃除をして耳垢を取り除き、耳の中をきれいにし、抗真菌点耳薬を使用します。
マラセチアは湿気のあるじめじめした環境を好んで繁殖します。そのため耳が垂れているイヌやネコは耳の中が蒸れやすいため注意が必要です。また、シャンプーの後は耳の中に水分を残さないようにきちんとふき取るようにしてください。

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