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股関節形成不全

股異形成や股関節形成異常とも呼ばれ、太ももの骨と骨盤とを結合する股関節の発育異常を指します。多くの場合で骨関節症などを引き起こし、歩行に影響をおよぼすようになります。馬、牛、猫などのほかゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーといった大型犬に多くみられ、骨盤の成長が充分でないことが原因で起こるため、一般的には子犬の頃よりも成長の過程で異常徴候が出現することが多いようです。


■詳細
股関節形成不全は主に遺伝的要因で発症すると考えられていますが、肥満や激しい運動といった環境的要因でも発症することがあります。

特徴的な症状として“後肢のふらつき”が挙げられます。股関節に痛みを伴うため、お尻を振って歩く“モンローウォーク”や、“ウサギ跳び様走行”と呼ばれる両側後肢で同時に地面を蹴るような歩き方がみられるほかにも、散歩や段差を嫌がる、散歩の途中に座りたがる、不自然な座り方なども特徴です。

しかしこれらの症状は膝関節疾患、前十字靭帯断裂などの整形外科学的疾患や、脊髄疾患、馬尾症候群などの神経学的疾患、および後肢や骨盤領域の腫瘍性疾患などにおいても同様に認められる場合があるので、歩き方がおかしいと感じたら獣医に検査してもらい、詳しい原因を調べてもらってください。

■対処法
症状がまだ軽度の場合は、痛みが慢性的ではなく間欠的に出現するため、運動や食事の管理と合わせて鎮痛剤や抗炎症剤などの投与による内科的治療が行なわれることが多いようです。ただしこの場合、あくまでも対症療法となります。

しかし症状が重く、内科療法の効果がないときは外科的治療を行ないます。これには予防的治療法と救済的治療法の二種類がありますが、このうち予防的治療法は異常に形成した関節構造を矯正することで自身の股関節を温存し、生涯を機能的に過ごさせることに重点を置いた療法です。

一方の 救済的治療法は、犬の年齢、大きさ、症状などに合わせて3点骨盤骨切術、転子間骨切術、大腿骨頭切除術、股関節全置換術などがあり、このうち異常のある股関節を人工関節に取り換える方法がもっとも効果的であると言われています。

■その他
関節形成不全の素因を持っている犬でも、通常の食事量の70-80%に抑えた食事制限を早いうちから開始し、肥満を防止することだけでも発症が減少することがあります。
また過剰なカルシウムの供給はかえって有害となることがあります。ドッグフードを与えている場合は大抵栄養のバランスが取れているので、カルシウムを追加する必要はありません。

このほか、暖かい環境に犬を置いておくことで痛みを多少軽減させることができます。湿気があり、また特に寒い季節の間は症状が悪くなる傾向があるため、寝床は柔らかい厚手のものを利用し、できるだけ犬が暖かくいられるようにしてあげましょう。

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