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高血圧症

何らかの原因によって血管壁にかかる圧力である血圧が高くなった状態のことです。通常150/65mmHg以上が高血圧症であるとされ、高齢のネコに発症することが多いようです。初期のうちは無症候性であることがほとんどであるものの、症状が進行するにつれ目や心臓、腎臓などに重篤な障害を引き起こすようになるため早期発見、治療が非常に大切です。


■詳細
体内を循環している血液が血管にかける圧力のことを血圧と呼びます。この血圧が正常値を超え、血管に過度の負担をかけるようになった状態が高血圧症で、特に高齢のネコに多く見られる傾向があります。

高血圧症による血管への継続的な負担は血管の硬化や狭窄をもたらし、結果的に毛細血管の破たんや血漿成分の浸出などによる全身性の障害を引き起こすようになります。特にネコにおいては急性失明や高血圧性網膜症といった眼組織の障害が認められやすく、これらの発症によって高血圧症であることが判明するケースが少なくありません。

ほかにも脳浮腫による斜頸や運動失調、けいれん発作などの抗血圧性脳症をはじめ、腎臓の細動脈の硬化性変化による腎機能の低下、心機能低下といった弊害が合併症として引き起こされることが知られていますが、原因疾患の治療を含めたその適切な治療を行なうことによってその発症を抑制し、症状を良好な状態に維持することが可能です。

【主な症状】
・眼組織--網膜浮腫、高血圧性網膜症、網膜剥離、急性失明
・脳--脳浮腫、斜頸、運動失調、見識障害、高血圧性脳症、中枢性神経障害
・循環器系--新雑音、不整脈、左室肥大
・腎臓--尿たんぱくの漏出、糸球体硬化症、糸球体委縮

■対処法
降圧剤による血圧降下が治療の基本となります。一般的には、循環血液量の増加や血管収縮作用によって昇圧効果をもたらすアンジオテンシンという生理活性物質の産生を阻害するエナラプリル、ベナゼプリルなどといったアンジオテンシン変換酵素阻害薬や、血管および心筋の収縮を抑制して血管を拡張するアムロジピンやジルチアゼムといったカルシウム・チャネル遮断薬が用いられています。

また高血圧の症状が副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能亢進症、慢性腎不全や糖尿病など、ほかの疾患によってもたらされている場合には原因となっている疾患の治療も併せて実施する必要があります。

■その他
人間の高血圧症とは異なり、イヌやネコのケースでは腎疾患や肝疾患、甲状腺の疾患といったほかの疾患を原因とする続発性高血圧症であることが多いとされています。
特に高血圧症は高齢の猫に多く見られる傾向があるため、10歳以上の猫では血圧測定を含めた定期的な健診を欠かさずに行ない、原因となりうる腎機能の異常や甲状腺機能亢進症などの発症の有無を確認し、発症が認められた場合には早期に適切な治療を受けることが必要です。
また、若い頃からの体重管理や栄養バランスの取れた食餌を与えることも大切とされています。



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