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ポイント!
イヌ・ネコ以外の動物には使用しないでね!
歯周病、創傷、骨髄炎をはじめとした感染症の治療薬。特にイヌやネコの臓器に引き起こされる感染症や膿を伴う深い傷の治療に効果があります。
アンチローブ 25mg 80カプセル
Antirobe 25mg (80 Capsules)
販売価格(税込): 9980 円
オリジナル商品名 :
製薬会社名 ゾエティス
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
適応症状 :
軟部組織感染症 歯牙感染症 骨髄炎
商品紹介 :
アンチローブはイヌやネコの細菌性感染症の治療に用いられている抗生物質です。日本ではイヌの歯周病の治療薬としてのみ使用されていますが、海外では深部に達する創傷感染症や骨髄炎の治療にも有効として使用されています。
アンチローブの有効成分であるクリンダマイシンは、細菌の中でも特に嫌気菌(あるいは嫌気性菌)と呼ばれる菌類に効力を持つ成分です。
嫌気菌は、酸素のない環境や酸素の少ない環境を好んで繁殖する細菌類のことです。体内においては主に常在菌として存在し、通常であれば病原性を示すことはありませんが、何らかの要因によって異常増殖することにより、さまざまな病害を引き起こす性質があります。
嫌気菌によってもたらされる病害には、重篤なものが多いという特徴があります。これは、嫌気菌の多くに腫瘍形成や組織壊死を引き起こす毒素や酵素を産生する性質があることによります。
クリンダマイシンは、細菌細胞の必須構成要素であるタンパク質の合成を阻害し、その増殖を抑える作用のあるリンコマイシン系に属する抗生物質です。抗生物質の中でも嫌気菌に対する効力に優れており、また骨、腫瘍を含めた組織への移行性が良好であることから、特に嫌気菌による深部の感染症の治療に適しているとされています。また、クリンダマイシンはブドウ球菌をはじめとしたグラム陽性菌に対しても効力を持つため、これらのグラム陽性菌の深部への侵入における治療にも用いられることがあります。
クリンダマイシンを含めた抗生物質の使用によって、まれに腸内常在菌のバランスが崩れることによる激しい下痢を生じる偽膜性大腸炎と呼ばれる症状を引き起こすことがあります。
アンチローブの使用中にはイヌ・ネコの容態をよく観察し、嘔吐や下痢、食欲減退などいつもと違う症状が現れた場合には、獣医師に報告してください。
使用方法 :
●体重4-5kgのイヌ・ネコ
歯牙感染症・創傷・腫瘍: 1回1カプセルを1日2回経口投与します。
治療期間は最短で7-10日、最長で28日とします。
骨髄炎: 1回2カプセルを1日2回経口投与します。
治療は最短でも28日間継続して行なってください。
使用開始から4日が経過しても症状が改善しない場合は、獣医師の再診を受けてください。
- この薬の説明書(日本語訳)はこちら
- 動物用処方箋薬
子供の手の届かないところで保管してください。
動物の治療以外の用途で使用することはしないでください。
アンチローブ®
抗生物質カプセル
25mg
クリンダマイシン……1カプセルにつき25mg
(塩酸クリンダマイシンとして)
クリンダマイシンに感受性のある細菌によるイヌやネコの感染症における経口治療薬
80カプセル
イヌ・ネコに経口投与される抗生物質のカプセルです。クリンダマイシンに感受性のある好気菌や嫌気菌による創傷や腫瘍の細菌感染、歯牙感染症、そして骨髄炎の治療薬として使用することができます。
好気菌:黄色ブドウ球菌、ブドウ球菌属、連鎖球菌属
嫌気菌:バクテロイド属、フソバクテリウム属、放線菌属、ペストストレプトコッカス属、プロピオニバクテリウム属、そしてクロストリジウム属に属する数種
使用方法
使用制限:
家畜および馬へは投与しないでください。
ウサギ、ハムスター、そしてモルモットへの投与はしないで下さい。
使用における注意事項:
※印の項目を参照してください。
使用量と投与方法
歯牙感染症、創傷、腫瘍:
体重1kgにつき5.5mgを12時間毎に経口投与します。なお、治療期間は7-10日から28日までとします。
骨髄炎の治療には、体重1kgにつき11mgを12時間ごとに経口投与します。なお治療は最低でも28日間継続して行なうこととします。
イヌとネコの体重:4-5kg
歯牙感染症・創傷・腫瘍:
1回1カプセルを1日2回経口投与します。治療期間は最短で7-10日、最長で28日とします。
骨髄炎:
1回2カプセルを1日2回経口投与します。治療は最短でも28日間継続して行なってください。
使用開始から4日が経過しても症状が改善しない場合は、獣医師の再診を受けてください。
※使用における注意事項
クリンダマイシンやリノマイシンに過敏症の既往歴がある動物への使用は禁忌とされています。
クリンダマイシンとエリスロマイシンとの併用によって、双方の作用が減弱させられることが認められています。
アンチローブの使用が1ヵ月以上の長期にわたる場合には、肝機能と腎機能の検査、および血球数の測定を定期的に行なうべきとされています。
薬物の代謝機能に深刻な異常を伴う重い腎機能障害や、重篤な肝機能障害のある動物における投与は慎重に行ない、クリンダマイシンを高用量で用いる場合には血清検査による容態のモニタリングが必要とされています。
神経筋遮断作用のある薬剤を使用している動物への使用は慎重に行なってください。
妊娠している雌イヌや出血障害のみられる雄イヌ、ネコに対する安全性は確立していません。
クリンダマイシンは時にクロストリジウム菌や酵母菌などの非感受性微生物の増殖を引き起こすことがあります。このことによる嘔吐や下痢の発生が報告されています。
フランス製
ファイザー・アニマルヘルス
ファイザー・オーストラリアの部署
38-42 Wharf Road,
West Ryde. NSW.2114
登録、販売元
ファイザー・ニュージーランド
14 Normanby Road, Mt Eden,. Auckland.
NZテクニカルサービス
フリーダイヤル 0800 650 277
使用済みのパッケージの廃棄の仕方
使用済みの空のパッケージは紙に包んでごみ箱に捨ててください。(日本においては自治体の定める条例に従って適切な方法で処分してください)
動物用治療薬(P.A.R)クラスI
法的権威のある期間の監視下か、獣医師の処方によってのみの使用。
1997年のACVM条例に準じて登録 No A6895
登録条件に関してはwww.nzfsa.govt.nz/acvm/を参照のこと
APVMA認証番号38719/80/07077