オキシテトラサイクリン Oxytetracycline
成分説明
放線菌から産生され、細菌たんぱく質の合成を阻害する作用を持つテトラサイクリン系抗生物質のひとつです。低用量では静菌的に、高用量では殺菌的に作用することが知られています。
広域スペクトル抗生物質の中でも特に幅広い菌に対する抗菌力が認められているものの、耐性菌の出現やほかの安全性の高い抗生物質の開発などにより、近年ではその有用性は低下しています。しかし、その作用がほかの抗生物質ではおよばないリケッチアやクラミジア、そして特定のウイルスやアメーバーに対しても発揮されるという特性があることから、これらの原因菌による感染症の治療の多くにおいては依然、第一選択薬として広く利用されています。
オキシテトラサイクリンはテトラサイクリン抗生物質の中でも局所刺激性が低い成分であり、主に眼科用剤の成分としてよく使用されています。
成分分類
抗菌薬
適応
感染症一般
副作用
過敏症反応(発赤、発疹、かゆみ)、菌交代症
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