成分説明
スルファジアジン銀は、抗菌作用を有する硝酸銀とサルファ剤の一種であるスルファジアジンナトリウムの二つの成分から合成されたサルファ剤誘導体です。
投与後、徐々にスルファジアジン(サルファ剤)を放出しますが、その殺菌作用は主に銀と菌属表面の疎水的相互作用による細胞膜および細胞壁の破壊作用によるものとされています。
また、皮膚への刺激性がほとんどないことから、やけどや潰瘍といった皮膚の損傷部の殺菌及び治癒に有効とされています。
スルファジアジン銀は細菌類のみならず、マラセチア、カンジタ、アスペルギルスに対する優れた抗真菌作用も併せ持っているため、これらの微生物による感染症に用いられています。

成分分類
感染

適応
感染症

副作用
吐き気、嘔吐、下痢、皮膚刺激

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