珪藻土/珪藻岩 Diatomite
成分説明
海底や湖底に堆積した植物性プランクトンの一種である珪藻の被殻が化石化され、表面に無数の小孔を持つ堆積物として形成されたものが珪藻土です。表面に無数の小孔が開いているスポンジ状の多孔質粒子であることから吸放湿性や断熱性に優れており、古くから土壁や七輪の原料として用いられてきました。
近年ではその優れた水分・油分吸着作用などにより、乾燥した土地を改良する土壌改良剤や流出した油を捕集する油吸着材などとして、またアレルゲンやシックハウス現象を引き起こす有害物質を吸着する機能を持つ建材などとして広く使用されています。
珪藻土の中でも地殻変動による熱や圧力によっていったん溶解し、マリモ状に再沈殿して多孔質状に岩石化したものを珪藻岩と呼んでいます。その生成過程において珪藻土の表面の少孔が湿気の吸放出に適した細孔径へと変化し、少孔の容積や表面積が珪藻土の4-5倍もあるため、珪藻土と比較してより優れた機能性を有しているとされています。
成分分類
その他
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